準決一発目の第九競走、松浦悠士と吉田拓矢が壮絶にやって最後はS級二班阿部拓真の大捲りだった。
う、新田祐大は「馬」ができたな、ほくそ笑みながら第十競走を見ていたら新田-守澤太志がまとめて消えちゃった。これまた大捲り、勝ったのは地元の宮本隼輔だった。
う、最終競走で清水裕友と町田太我が無事あがったら中国の並びはどうなるんだろう? それは杞憂におわった。清水は町田を早めに見かぎり番手捲り、山下一輝がピッタリで地元ワンツーだった。
【防府記念決勝戦】S班四人ではじまった本開催だが、残ったのは清水だけ、そのぶん宮本も山下も乗って地元三人、準地元の柏野智典もいるから中国四人、小倉竜二もいるから……さすがに五番手はまわれないよネ。ま、邪魔もしないだろうけど。
宮本隼輔がブン回して清水裕友-山下一輝-柏野智典で番手捲り。とりあえず小倉竜二はその後ろにいるのか。諸橋愛も単騎、小原太樹も単騎で、本線に自力で歯むかうとすれば阿部拓真-和田圭の宮城両者だけだ。
諸橋がどうするのか? なんだけどジカ分断という気はないらしいから、阿部-和田が行けばまずはそこ追って、となるのかしら。諸橋だけでなく小原も小倉もそれが定石だろう。いや、小倉はコメント上「五番手はまわれない」、でも中国四人のうしろをはなさない、という考えかもしれない。
ただ、上述の話はあくまで、阿部がある程度本線に抵抗できたばあいに成り立つ。阿部のスピードがどこかにあって併走状態ができれば、そりゃ百戦錬磨の諸橋や小倉だ、考える前に反応する。しかし、本線がガンガン行ってしまい一本棒にちかい状態ではみんなどうしようもなくなる。
防府競輪場はいい意味で「田舎競輪場」、おれが親しみをこめて表す田舎競輪場とは、地元三割増しどころじゃない、さらに一割も二割も地元が強い競輪場のことである。忘れられないのは井山和裕が逃げ富弥昭が番手捲りで優勝した年の記念で(調べてみたら平成十七年の開催、十六年前の出来事だ)、富に吉永和夫がつづき、三着につっこんだのは小倉竜二だった。富が記念とっちゃうんだから(失礼ご寛恕)、ほんと田舎競輪場だなぁ。あの日の痛感、薄らいではいるがまだおれの裡に残っている。
《結論》地元作戦=二段駆けがきれいにきまり①④⑨。ありし日の富の優勝・小倉三着に呼ばれたみたいで①④⑦も買います。
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