おとといの都内の桜の開花宣言は戸田競艇場で、昼すぎのレース実況の、スタート前の「挿話」によって知った。
その戸田だが、最終レースまでもたなかった。幾レースか残して競艇場を辞した。
パンク(所持金がなくなった)したわけではない。だいたい損害とてたいした額でもない。
ただ買うレース買うレース、「あたま」はしっかり掴んでいるものの、「ひも」がことごく五六着、もしくは落水と、まるでからかわれているような負けがつづくと嫌気がさす。もともと競艇のこくもなにもわからず(だからといって競輪のこくなら理解しているということではありません)賭けているわけだから、苛々の昂じ具合が八つ当たりに近くなるのも仕方あるまい。中央競馬の次に手を染めた公営ギャンブルは競輪より競艇の方が先だったのになあ……。
一昨日の戸田は四日制の三日目だったから、やっぱり尾を引く、昨日(十五日)の優勝戦には電話投票で手を出した。いくら競艇のわからない私でも一日前に見た選手の印象は残っている。それよりなにより優勝戦はイン逃げから。ええと一から二・三が一番人気で、一・二・四だと七百円かあ……車券を買うのも早いけど舟券の目を決めるのはもっと早い。
本番。六号艇がすばしっこく三コースをとり、二対四のスタートと素人にも伝わってくる波乱の水面? 三四五コースのスタートがいい。とりわけ俺が買ってる五コース四番が速い、が、早すぎた。
結果は六、一、三の順にゴールして二連単11,090円、三連単42,790円と荒れた。私はといえば元返しである。そう、四号艇のフライングにより賭した全額が戻って来た訳だ。
競艇のフライングで金が返って来たのっていつ以来なのか見当もつかない。
この出来事は何の兆しなのだろう。
今日(十六日)は立川じゃなく平和島に行きなさいということかしら。
「くり返し、くり返し……くり返し、くり返し」丹波哲郎お得意の台詞回しじゃないけど、くり返し、くり返し、愚にもつかないことを考えながら生活している。
どこにも出かけず、丹波哲郎の「くり返し、くり返し……」がきける『砂の器』や『人間革命』を部屋にくすぶり観るというのもありだ。
ああ、今度、私のまわりにあらわれる『砂の器』フリークについて記したい。誰も読みたくもないだろうけど。
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