みなさん、こんにちは。
ダービー五日目、最終日で致命的な敗北を喫し、
人生完全に追い込まれた、店長（座長）です。

ギャンブーニコ生に出演させていただいた際にも申し上げましたが、
今回のダービー（特に準決勝、決勝）は、
無理に穴を狙わず、素直に力上位、展開有利な選手を狙うべきレースが多かったですね。

それだけ、人気になった選手達が期待に応えるレースをしたとも言えるのでしょうが、
今回のレースを見て、
「これだけのレースをしてくれる選手達を、処分という名のもとに長期間休ませるのは納得できない」
といった意見が出てきているのには、首をかしげざるを得ません。

たしかに、村上兄が優勝、武田が準優勝、稲垣が見事な引き出し役を務め、村上弟は兄の優勝のために仕事に徹しました。
これら全てがそうとは言えませんが、
「引退するしないも含め、五月からの処分があったからこそ」
の、ラインの結束だったり、有利な展開を確実にモノにしたりだったのでは？？？

深谷がレース後に
「負けはしたが、レースとしては最高のレースだった」
と、言ったそうですが、
「いつもとは、他の選手達の執念が違った」
と、感じたのでしょう。
ただこれも、裏を返せば、
「いつもは、そんなに執念を感じない」
ということにもなるわけで、
ファンも、今回のレースを讃えることと共に、
今までのレースを疑問視することも忘れてはならないのでしょうか。
一連の騒動の首謀者と言われる、某ＳＳ選手は、連日、完全に気持ちが切れているかのようなレースに終始してましたし、
同地区の格下選手に競り込まれて簡単に競り負けたりもありました。
ここらあたりも、決して見逃してはいけません。

村上兄の、いつも以上に魂のこもった走りも、武田の執念の捲り追い込みも、
五月からの処分があるからこそに見えたのは、私だけではありますまい。

噂通りに、村上兄が引退するようなことになれば、非常に残念です。
彼は競輪界の宝ですから。
しかし、脱退騒動に荷担し、同県の若い衆らをも巻き込んでしまったことは、そもそもがファンを裏切った行為に他なりませんし、結果的にも、一年間走れないというペナルティを受けたのですから、一年後の復帰を目指して現役続行するか、引退するかの二択を迫られるのも必然。

選手会の対応、あり方についても色々な意見が出ているようですが、
今まで長い間、選手の組合的な組織として機能してきた選手会ですから、
内部構造が腐敗しているとも思えませんし、
ましてや、競輪人気低迷について、責任があるとも思えません。

仮に、選手会がひどい組織であるにしても、後でペナルティを受けることのないような、正当な段取りで交渉すべきで、
グランプリ開催前なのをいいことに、一か八かの脱退を企てるなどは、言語道断。

ここからは特に、私の個人的な見解になるのですが、
「首謀者のＮ選手はともかく、なぜ、男村上やアスリート武田が、脱退話に乗ってしまったんだろう」
と、悔やまれてなりません。
仮に両選手ともに引退するようなことになれば、
あれだけの人気と実績に傷をつけるような最後になってしまいます。

もったいない。
ただただ、もったいない。

ダービーでの熱いレースを見て、余計にそう思いました。

とはいえ、
「グランプリだけは乗れる」などの特例処置も、やってもらいたくないのも本音。
以前は、グランプリって、一年間に悪質失格が一回でもあったら出場できないというルール、ありましたよね？
そう考えると、最長一年間の自粛という処分を下された選手達は、
「神聖なグランプリというレースには出場させられない」
とも言えますから。

まあ、私のような、「一競輪ファン」は、
どんなメンバーでレースが行われることになっても、
取れそうだと思えば車券で勝負し、取れなそうだと思えば、無理に勝負しないようにすることしかできません。

あとは、もしまたギャンブーニコ生で「競輪大喜利」が開催されたら、
今回よりは面白い答えを出して、
「武田とよキツネ」には負けないようにするぐらいですか（笑）
見ていた方々はともかく、やっていた我々は、けっこう楽しかったんですよ、あれ。
橋本さんは、そうでもなかったみたいですが（笑）

では、あんまり長くなると、「店長の話とコラムは長い」とのコメントをいただきますので、ここらへんで。
もう充分長いか（笑）

また。