皆様、おはようございます。

1/24(日)、今日のオートレースは、飯塚のG1・開設記念が最終日を迎えます。

今日は、優勝戦「第12Ｒ」をピックアップ致します。
筑豊・飯塚地方は、天候回復、曇り後晴れの予報。という事で、「良走路」のみの想定とします。

優勝戦は、１車１車の短評形式でお送りします。



①中尾　貴志　（飯塚）　ハンデ　10

　湿走路となった３日目および準決勝では、元来の巧者ぶりを発揮しての快勝、ほぼマイペースに持ち込んでの押し切りとなりました。ただ、良走路であった前半２日間では大敗を喫しており、正直良走路に関しては仕上がり切れていない印象です。持ちタイムを考えても、走路改修後のスピード走路で主力級が3.3秒台前半を軒並みマークする中、最高タイムで見ても3.37が一杯というレベルでは、この外枠に居並ぶ銘柄級主力勢に対しては分が悪いと言わざるを得ません。


②加賀谷　建明　（川口）　ハンデ　10

　準決勝では得意の不安定走路で早めに抜け出し、荒尾聡以下を大きく引き離しての快勝。こちらもその巧者ぶりをまざまざと見せつけました。ただ、①中尾貴同様、良走路に関してはここまで苦戦続き。その大きな要因として考えられるのが「積算フライング３回持ち」という状況です（11/2・SG日本選手権準決勝10Ｒ、11/18・川口普通開催最終日10Ｒ、12/8・飯塚G2オーバルCC準決勝11R）。元来、フライングはよく切ってしまう方で、以前も３回持ちという状況がありました。さすがにこの短期間でのフライング３回持ちの影響は大きく、スタートに関してはワンテンポ遅らせるレベルで慎重に切っている状況です（STを見れば一目瞭然）。それでも得意の湿走路であった昨日はかなり勝負の張り込みで、コンマ1秒台で攻めてきましたが、良走路でそこまで攻めるスタートが切れるかどうか・・・やはりこの点は大きなハンデと言わざるを得ません。


③平田　雅崇　（川口）　ハンデ　10

　基本的には安定したスタート力があるだけに、内枠にスタート慎重な②加賀谷が控えるという点は展開面で大きなプラス材料となります。①中尾貴次第でもありますが、ハンデ位置的には十分トップスタートまで考えられる状況です。機力の状況も良さそうで、早めに抜け出しての逃げ残りは十分狙えるレベルかと思います。ただ、これまでG1の優勝戦では好枠でも肝心のスタートを逸したりする事も有り、普段通りのスタートさえ切れれば、という条件はつくかと思います。


④吉原　恭佑　（伊勢崎）　ハンデ　10

　準決勝はさすがのレースぶりでした。走路改修後で未知数の多い飯塚の湿走路もキッチリ乗りこなす辺りは、さすがに巧者と言えます。ただ問題はやはり良走路、これだけ周りが速いタイムを連発する中で、そこまでの抜群タイムが無いという点がどうしても引っ掛かってしまいます。それこそ外枠勢、特に⑧鈴木圭が引っ張る展開に持ち込まれればハイペースは必至、そこについていける程の機力レベルにはまだ無いのかな、という印象です。


⑤佐々木　啓　（山陽）　ハンデ　10

　機力さえ仕上がれば、位置的にも怖いのはこの車かなと思います。昨年末のスーパースタートライアルでは、山陽からただ１人の出場となりましたが、見事王座戦まで駒を進めています。初日の選抜予選でも鈴木圭のペースに付いていっての本走3.332、機力レベルは申し分無し。どちらかと言うと追い込みタイプであるだけに、課題はスタートという事になりそうですが、機力が仕上がった場合には「持って行き」の分で伸びてくれるという事もあり、好位置キープという場面も決して無くは無いと思います。個人的には見解として、昨日の湿走路でもあれだけ伸びたのは、上位級の機力の分もあるのかな、と考えており・・・。


⑥高橋　貢　（伊勢崎）　ハンデ　10

　地元シルクカップに続くG1優出、近況の安定感は抜群と言えます。勿論ここも十分勝負圏内と見ておりますが、ここまで外枠になってくると、大外から一気に飛んできそうなスタート速攻に耐えられるかどうか。先手先手の攻めが出来れば十分好勝負になりそうですが、揉まれている間に前がペースを掴んで逃げて・・・という展開になってしまうと、やや分が悪いかなと思っています。


⑦荒尾　聡　（飯塚）　ハンデ　10

　こちらもまた、伊勢崎シルクカップに続くG1優出となります。やはりまずはスタート争い、この枠からどこまでスタートで伸ばしていけるか、という点がポイントとなりそうです。加えて、今節における機力比較という点においては、まだ抜群という程では無いのかなというところ、優勝戦に向けていかに機力UPを図れるかがポイントになりそうです。


⑧鈴木　圭一郎　（浜松）　ハンデ　10

　生涯の伴侶を得て、この飯塚はある意味「準地元」。当地企業のスポンサードも受け、この飯塚に関しては並々ならぬ思いがあると見ています。12月の土地G2オーバルCC、3.295という破格の本走タイムで押し切った優勝戦後も、表彰中に号泣するという場面もあり、この地で結果を残したいという思いはひとしおなのだろうと、全く関係無い人間ながら勝手に解釈しています。
　そう考えると、ここは準地元のG1、今回はオール10ｍのハンデ構成のため大外枠にはなりますが、相手関係を考えても、目イチのスタートと仕上げで勝負を決めてくる事でしょう。また、正月の浜松開催ではスーパーハンデで苦戦、その鬱積も溜まっている事でしょう。やはり総合的な機力評価は一枚も二枚も上と見ざるを得ません。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2021.01.24]　飯塚　★ナイター
G1開設記念・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　4100m（８周）
良　　　　　　　　
　①中尾貴（飯）10
　②加賀谷（川）10
▲③平田雅（川）10
　④吉原恭（伊）10
○⑤佐々啓（山）10
△⑥高橋貢（伊）10
注⑦荒尾聡（飯）10
◎⑧鈴木圭（浜）10

（良走路）１周２角立上り想定　←③①⑧④⑤⑥⑦②

＜良走路＞
本線（３単）：８－３５－３５６７
押え（３単）：５－８－３６７、８－６－５


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。