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日本三景〈競輪場・俯瞰編〉

2014/06/10 20:52 閲覧数(1140)
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 その一。宮杯と云えばどうしても〈琵琶湖競輪〉を想い起す。
 琵琶湖競輪場が廃止になるンて正直、夢にも考えなかった。
 ふた昔前の宮杯最終日だ。実質仕事はオフなので競輪場には昼過ぎからでよかろうと、早朝にホテルを出立した俺は比叡山に登った。俺には息切れする勾配を〈比叡山高校〉の野球部員が軽々と追い越して行く。山道の途中でふと麓の方に目をやると、彼方に五百バンクが見えた。時間的に第一競走だろう、小さくなった九つのピスト・レーサーが動き合う景は美眺だった。
 その二。一度だけ西武園遊園地の観覧車から西武園競輪場を見降ろす機会があった。開催日ではなかったが、バンク練習をする選手が走っていたか。いつの日か(そんな大仰なものでもないが)上から本番の競輪を見てみたいものだ。
 その三。俺が小学校低学年だから昭和四十年代前半の後楽園遊園地だ。親父と一緒に乗った観覧車から後楽園競輪場を見た記憶が薄っすらとあるのだが、自信はない。もしかしたらテレビの映像か何かと自身の想い出が脳内で混ざって、手前勝手に己を後楽園競輪場の目撃者に仕立て上げているのかも知れないから。

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