約三十年前の愚行を記す。
三連単も二車単もない時代の花月園競輪場だ。
三日間通い詰めの最終日だから朝から冷静じゃなかったのだろう。第二競走のB級敗者戦は〈トップ引き〉が居る普通競走なのに、俺は「五-五」のゾロ目を五百円買った。どうせ当たらんのだからと自棄の車券である。第四競走までは枠番連勝複式だから十八通り中の最低人気(大量落車でもなければまず紙屑同然の車券だ)を持って、三コーナーと四コーナーの中間附近からレースを見た。場内が少しどよめき、四枠の二人か六枠の二人だったか、とにかく連複で二万余の大穴だった。あとで掲示板の詳しい成績を見ると、そのゾロ目は十七番人気と記されていた。焼けのヤンパチでトップ引きの「五-五」を買ったらこの有様だ。せめて少しでも可能性のある「四-四」「六-六」と買っていればと悔やむ俺は、ギャンブラーの風上に置けない駄目男だった。
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