準決を終えた時点での覚書。
一、古性優作が郡司浩平に競ったのは今春の函館記念だった。松井宏佑の番手を奪われた悔しさを郡司は忘れちゃいまい。しかし大レースの決勝でそんなちまちました過去にこだわっては優勝などおぼつかない。忘れられないのは、実はそのとき郡司を買っていた私自身である。
二、寺崎浩平-脇本雄太の連係は「打率」が良くない。引っぱりたいレースでも二人できめたいレースでも。今度こそと思うも、またまたと思うも、脇本-古性の車券が頭から離れることはない。
三、準決を走った関東は眞杉匠-佐々木悠葵の二人だけだった。乗ったのは眞杉ではなく「準地元」の佐々木だった。だからどうした。
【親王牌決勝】まずは得意の消去法。記念競輪でも結果を出せない新山響平を特別競輪で買うのはためらわれる。渡部幸訓ともども切る。ピスト6の優勝だけが光る河端朋之も切る。佐々木悠葵をむげに切ることはしないが、たとえ買うにしても、車券のくみあわせがまるきり浮かばない。
スタート速いのは古性優作、郡司浩平、小原太樹の三人。各々の思惑から察するに、誘導員のうしろから寺崎浩平-脇本雄太-古性優作-郡司浩平-小原太樹で、そのまま突っぱる画が色濃い。脇本の番手捲り。古性はぎりぎりまで脇本をかばう。というより真うしろにいる郡司を相当以上に意識する。古性・対・郡司に妄想をふくらませば膨らますほど、脇本頭の算段となり、その恩恵に浴する小原なる仮想も浮かぶ。三連単の⑤①④と⑤②④、二車単の⑤④を買います。すんなり四人でまわってきたらあきらめる。たかだか競輪。〽どうにか~(どうにか~)なるさ。
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