久しぶりの投稿です。
何気なく観戦することが多く、車券的興味は全くと言ってよいぐらい湧かない日々を送っています。残念なのは、自分の希望するオートレースから増々掛け離れてゆくと感じていることです。

さて12月18日の発表には驚きました。これだけの数の選手がまとまって引退するのは過去にあったでしょうか。2003年の場合はベテランレーサー限定でしたが、今回は各レース場に跨り、しかも中にはなぜこの人が？　というのも含まれています。まぁ普通に考えれば船橋廃止に対する対応策の一環なのでしょう。まさか肩叩きがあったとは思いませんが、それにしても・・・と思わざるを得ません。


安倍光雄氏・且元滋紀氏・福田茂氏、う～ん、四天王の三人が去るとは。それに小林啓二氏。確かに年齢的には限界だとは思います。成績を見てもそれは物語っていますし、何よりも走り自体にスピードがなくなっていましたから。それでも技術は健在でしたので若手選手たちには良い意味での壁だったのに。
安倍光雄選手には取らせてもらった方です。インからの捌きが安定していて、メンバー次第では頭から買えたレーサーでした。バイク界全体への造詣も深く、インタビューを聞いていても感心させられることが多かったです。ただ強引に入ってゆくので反則には時々泣かされましたが。


引退選手の名前を眺めていると、昔の、古き良き時代のオートレースで活躍した選手が多いですね。これも時代の流れで仕方がないと言ったらそうですが、それでもセアに代わってからも頑張った方だと思います。私と同年代なら理解できると思いますが、レースそのものや整備など、見た目の違いは少なくても中身はだいぶ変化しているからです。

ちょっとショックなのは永富選手の引退です。インファイターの代表格で、年齢的にもまだまだのはずですが・・・。引退の理由はわかりませんが、永富選手はどのくらい期間最重ハンでレースをしていたのでしょうか。確かにスピード戦には対応できませんでしたが、ペースの上らない展開になると必ずといって良いぐらい着に絡んでいました。そのおかげで何度か高配当を演出していました。


17期の選手たちには特別な思いがあります。
なぜかと言うと、お恥ずかしい話ですが、若かりし頃の私も例外なくオートの選手に憧れていたので、養成所の試験を受けようと思ったことがありました。それで17期募集の願書を取り寄せたら、なんと誕生日が来てしまい年齢制限に引っかかることが判ったのです。間抜けな話ですね、ホントに（泣）

だからなのでしょう、どうも17期の選手が気になって仕方がない。もちろん、仮に年齢をクリアーしたとしても選手になれたとは思えませんが、皆さんの中にも試験を受けた人や受けようと思った人がいませんか？　そうすると、どうしてもその期の選手たちの動向が気になったりしませんか？

17期のトップは岡松選手だとは思いますが、ただ、この期の選手は割と個性的なイメージがあります。インファイターでは今でも健在な西村義正選手。他では逃げがハマると強かった内田選手とか。ただし他の選手も含めて全体的に反則も多かったです（笑）
けれども不運だったのは19期の存在でしょうか。ご存知だと思いますが19期から養成方法が変わりました。そのおかげで速かったし強かったのですが、彼らの存在がなかったら、おそらく17期の誰かがＳＧタイトルを獲ったと思います。それにしても永富選手の走る姿をまだまだ観たかったです。残念で仕方がありません。


残念ながら私の憂鬱はさらに増しそうです。コースを大きく走り、開け勝負・スタート勝負の、走ってみなければ抜けるかどうかわからないレースばかりになりそうな・・・。もしかしたら「インから捌く」という言葉が死語になったりして。

ただただ願うのは、2015年がオートレース消滅の始まりだったと言われないことです。