五月二十八日の「全プロ記念競輪in富山」のファイナルには近畿が大挙五人乗った。ラインは分かれ脇本雄太-山田久徳でひとつと、古性優作-稲川翔-東口善朋でもうひとつ――東口は脇本の方じゃない三番手を選んだ。
六月十八日の「岸和田高松宮記念杯」の決勝は新山響平の上昇を突っ張った脇本雄太の二周逃げだった。本人は六着まで沈んだが、番手の古性優作が優勝、三番手を固めた稲川翔も三着の確定板を挙げた。
六日後の再戦――当記念の初日――は真逆の展開に。正攻法の新山響平-新田祐大-成田和也が脇本雄太-東口善朋を突っ張ってがんがん逃げる。ただ新田は新山との車間を切りすぎたか、その隙に吉田拓矢-坂井洋の捲りがきれいに決まった。
準決のメインは脇本雄太-東口善朋のおかわり――冷静冷徹に十秒六で捲った脇本に東口は薄氷を踏むような三着いっぱいだった。
【久留米記念競輪優勝戦】プロとプロの闘いは、一流と一流の闘いは、記憶に新しい「悪手」「疑問手」は避ける。に則って考えれば、一、脇本雄太VS新山響平の先行争いはない。二、新山響平が逃げたとして(おそらく新山の先行だろう)、またもや新田祐大がかばいすぎて坂井洋に捲られる、なんとことにはならない、というかさせない。ささやかな思い込みは今日(決勝)こそ番手捲りである。三、脇本雄太にとって東口善朋とはどのような存在なのだろう? ま、近畿地区の先輩であることはたしかだ。が、古性優作とか稲川翔とか村上博幸とか稲垣裕之とか三谷竜生とはどうしても、「差のある扱いにならざるを得ない」と記せば誤解を招くから言い直す。競輪を見る、車券を買う一個人の視点てしては、差のある扱いになってしまう。四、競輪は単騎より三人ラインの方が有利に決まっている。しかし、割と単騎を得意としていて、いかにも一発狙いの番組かと思いきや、「地元の二人」に任されることになった坂井洋の心中はいかに? 結、新山響平がブン回して新田祐大-成田和也-渡部幸訓の番手捲り。坂井洋は貝になってできるだけ仕掛けを遅らせたいところだが、後ろに地元両者じゃそうもいくまい。新田より先に仕掛けるとは思えないけど、やはり自分だけというわけにはいかない。仕掛けねばならない。そう考えていくと――前団で一本棒が崩れる画を描けそうで――今日の脇本雄太の八番手は、「前まで遠い八番手」にあらず、という結論に達する。①③⑦と①⑦③を買います。
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