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僅かに流れ込めない三番手

2022/04/01 18:15 閲覧数(392)
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 三連単なる賭式が導入されてもう何年だろう。
 それ以前は車券を買う段に三着を考える必要はなかった。
 複勝式があったじゃないか?
 と云われると困るので、あくまで連勝式の話だと断りを入れる。
 競輪競技としての三着は勝ち上がりにも関わるから話題には上がる。
 が、車券としての三着は興味の埒外だった日々が懐かしい。
 大丈夫だろうと人気本線の三人を並びで買う。四角きれいに廻って来た。番手は一寸前との車間を切る。三番手が内を締めた。四番手五番手がそれぞれコースを探す。ゴールはハコ寸チョンと順当なものの、窮屈そうな三番手は僅かに流れ込めない。
 ◎〇は固そうだけど三番手は数字が足りない。三着に別線ハコを選ぶか、別線先頭で自在っぽい選手も居る。迷いながらも三点、オッズと睨めっこしながら濃淡を付ける。
 既に三番手がはぐれて◎○二人旅態勢。所謂第二先行の六番車以下も一本棒に近い。三着に買った三人の位置を視認する。持っているのは配当の安い順に、六番車の番手(単穴評価だ)、その後ろの後ろに収まっている自在屋、自在屋マークの八番車ならけっこう付ける。が、ラインはなかなか割れ様としない。
 愚者の皮算用を嘲笑う様に、◎○に五車身位離れて六番車が三着で決勝線に到達した。最近大敗ばかりの六番車だけに二車単二百幾らから三連単は九千円台に撥ねた。
 事程左様に車券の三着はままならないものだ。と記せば、お前にセンスがないだけだと返されるのが落ちだろうけど、三着の魔界に迷い込むはけっこう恐ろしく、抜け出す術を知らない私は二車単に走る事になる。只もう腰が引けた状態であるがゆえ以降のギャンブルは推して知るべしである。



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