子供が熱をだし、学校を休むことになった。

大丈夫かと聞くと、

「調子は良くない。40度ある」

とのことで疲れがでて風邪をひいたのかと。


翌朝、朝からパズドラをやってる。

でも学校にいく様子がない。

熱は下がったかと様子を聞く。

「下がったけどまだ37度ある」

パズドラやってるぐらいなので、良くはなっているだろうが、大事をとって休んだ方が良いだろう。


その翌朝。

また元気にパズドラをやってる。

パズドラのフレンドで同級生を見つけたらしく、「あいつ、朝からパズドラやってるよ」と笑ってる。

お前もだろうが、と突っ込む前に、まだパジャマなので遅刻するんじゃないかと思い、まだ熱はあるのかと聞いてみる。

すると、

「あれ、インフルエンザだっていってなかったっけ」

と。


えええええええええええええ！


普通に近くで毎日会話しちゃったじゃないか！

良く考えると、自分で勝手に風邪と思いこんで、取材していたのが悪く、高熱が出たあとに急に下がるなどのデータをみるとインフルエンザを疑うべきでもあった。
そもそも40度あるというのも、冗談だと思ってたことも失敗。

人と人との会話は取り方ひとつで変わってしまう。


公営競技の予想材料として、選手のコメントと、データがある。

調子の良い選手はついつい、調子はいいといってしまうかもしれないし、作戦であえて調子は良くないというかもしれない。

これも駆け引きである。
別の記者には答えたことをそのまま同じ話をするとも限らない。
正直に答えるのがファンの為かもしれないし、正直に答えないでいい着をとっ
て結果を残す方がファンの為ともいえる。


期末テストで、

「全然勉強してないよ」

といって、それにつられて勉強しないと馬鹿をみるのに似てなくもない。

ただ、データは嘘をつけない。
調子が悪いときは、必ずしも成績にも繋がらないし、直近成績が上がっている選手は、調子がいいことは、取材をしなくても分かる。

レースは個々の調子良し悪しだけでなく、他の番組メンバーによるところが大きい。
とはいえ、その対戦成績もデータで残っている。
古い対戦成績は参考にならず、いまの調子との兼ね合いが大事だが。

「数字は嘘をつかない」
実業家 澤田秀雄もそう言っている。

長年の勘や記憶、選手への思い入れも大賛成だが、そこに加わると無敵になるんじゃないか。

そう思いつつも、選手の名前や過去の実績で買ってしまうのだが。

そんなことより、今は自分もインフルエンザに感染している可能性が高いことが気になって仕方ない。