スマホではかなりの数のゲームがある。

パズドラのようなパズル系もあるし、車のレーシングゲームもあるし、大富豪ブラックジャックオセロ将棋麻雀などの王道もあるし、野球やサッカーのカードコレクションもあるし、進撃の巨人のような漫画の世界を移植したものもある。

どれも共通していえるのが、ほとんどが「無料」ということ。

確かに最近の家庭用ゲームと比べるとしょぼいけど、スマホでそこまでのものは求めてない。ファーストフードと同じ。短い時間で手軽に。

余談だが、ファーストフードではなくてファストフードが正しいと思うのだが、いつの間にかファーストフードの方が正しいことになってるのが気になる。
ファストフードだろ！と腹が立つこともある。

話が脱線した。

プレステ２のドラクエ8が9240円してたことを考えると、ゲームアプリ無料っていうのは有り難い。

課金ゲームって課金しないと遊べないのかというとそんなことはない。

相当遊べる。
ただ１回のゲーム回数とかが決まってて、あと3時間後に回復するみたいなものもある。
ここでポイントは、すぐ回復するアイテムが売られていて、ゲームが面白くて今すぐもっとやりたい人はここで回復アイテムを買う。
これがひとつのビジネス。

ここまではスーパーの試食と同じで少し食べてみてもっと食べたかったら買っていってという感じか。

それともビジネスホテルのビデオで1分間だけ試聴できる例のあれか。

課金ゲームはほとんどがランキングやレベルがあり公開されている。

友達と競うことも出来るし、知らない人とも競える。これが魅力といえる。

友達と「どこまで進んだ？」とか「レベルいくつ？」なんていうのはファミコン時代にも当然あったし、それ以前からも学生は「テスト何点だった？」「県大会何位？」「100m走何秒？」だったりとか、大人は「ゴルフのハンデいくつ？」「月収いくら？」「昨日お前より全然寝てないんですけど」といった競い合いは、日常生活にはよく見られた光景。

これがスマホのゲームを通じて、リアルタイムにいつでもどこでも行われている。

友達より順位が上だと優越感が生まれる。
一般社会では人づき合いが苦手な人も、ネットで知らない人から「すげー」と言われると何だか嬉しくなる。

まさにネットだけの世界だ。

課金して有利になることで上位を狙う。

公営ギャンブルと違って、課金ゲームは金銭的な見返りはない。得られるのはそのゲームのそのものの中毒性と自己満足につきる。

競輪も競馬もボートもオートも最近では手軽にネット投票できる。

その違いは何か考えてみた。

公営競技は覚えるのに時間がかかる。面倒だ。
覚えたからって勝てる訳でもなく、覚えてないと面白さがわからない。

楽な方、楽な方に向かってしまうのだろう。

覚えると面白いよと言われても覚えるのが面倒なのだろう。
スマホゲームで人気なものは、最初からでも何も考えなくても遊べる。
遊びながら覚えられる。

シンプルでいい。
難しいことは要らない。

ガチャにお金をかける軽い気持ちで、すぐ結果がわかる。
そんな手軽なギャンブルがいまの時代にマッチしてるのかもしれない。

好きな女子選手がいる。
そんな単純な理由でもいい。

ふとギャンブーの輪王伝のことが頭をよぎった。
課金が出来る訳ではなく、競輪を覚えないとランキング上位にいけないのだろうか。
特に賭式が3連単、2車単に絞られて、より実際の車券に近くなってきた。
でもそれがリアリティがあっていいと思う。
ギャンブルとはこういうものだと理解するからこそ、面白くなる。

ランキングに載ると嬉しい。
ランク上位の特典を求めてるわけでなく、なんか嬉しい。

よりリアルになった輪王伝だからこそ周りに薦めたい。
見るだけで面白い競輪なんてない。
やっぱり車券を買って参加しているから面白い。

無理に競輪場にいかなくてもいい、ネット投票をしなくてもいい。
こんなゲームでもいいと思う。

参加していて、行きたくなれば行けばいいし、買いたくなったら買えばいい。
まずは競輪に触れてもらうことが大事かと。

そんなことを思い、今月は輪王伝ランクインを狙ってみたいと思う。
課金が無い分、逆に正々堂々勝負できるのも魅力だと思う。

そんなこといって、上位に入れないと凹むなあ。
まあそれもギャンブルの魅力。

だってギャンブルだもの。

さて、とりあえずファーストフードにでもいってくるかな。