初日の特選競走は郡司浩平と山田英明の表裏を買っていた。近頃薄ボンヤリとした予想で自力と自力を買うことが増えた。「たとえ不向きの展開になっても何とかしてくれる。最近のレースで、そういう頼り甲斐を抱けるのは郡司と山田の二人である」もっともらしく他欄に記したりもした。昔は自力と自力、逃げ逃げの車券など余程のことがなきゃ買わなかった。もちろん今とは競走形態がまるで違うのもあるが、かといって今の競輪だって容易く逃げ逃げなど出ない。元々えいやっと買うタイプではあるが、ギャンブルが雑になっているなぁとつくづくおもう。
十月末日の防府記念競走、山田英明がドンと逃げ中川誠一郎が番手から出た時、「ああ、もしかすると――!」口に出さずに呟いた。
中川から抜けた(マークの園田匠がはぐれ清水裕友-小倉竜二の二着三着)二車単9,600円・三連単70,190円の配当を確認してから、慌てて過去の記録を調べはじめた。たぶん、おそらく、きっと……「熊本記念in 久留米」の準決の成績を確認し、やはりそうだ! 山田-中川で組んで失敗していた。選手になり一番の充実期にある山田に何とか地元中川の面倒を見て貰う。そんな番組にもかかわらずだ。レース後に山田から詫びる様な発言がされていたことも想い出した。
あの日以来の連携、しかも全員権利の特選競走、そして超細分戦の中唯一の三人ラインなら、「借りを返す」にはお誂え向きの好機であり、山田が中川を引っ張る! 何と競輪的であることよ――。
前述した車券の組みあわせを買えるかどうかは別としても、「中川の前で山田が逃げる」展開を察知した競輪ファンは全国に数多居ることだろう。
俺の競輪はほんと駄目になった。
半日曳き摺りながら十一月を迎えた。
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