この新人は強くなる、こいつはグランプリまでゆく器、逆にこのひとはもう一杯、ここらどまりだろう――。好き勝手に若人の将来を占ったり、輪友らとその論を闘わせるのも競輪の楽しみの一つである。各人のイチオシにはそれぞれ如実に性格が現れ、渋~いところから選んで来るもの、素直に大多数一致の◎選手一概のもの、独走タイム重視のデータ派、各々の車券の嗜好に似かよっていたりして面白い。
ま、当たるも八卦当たらぬも八卦だ。期待どおりデビューからほぼ最短でスターダムにのし上がる選手。只者ではないと褒めちぎった選手はS級を一期か二期つとめただけ、逆に箸にも棒にもかからないと断をくだした選手が特別常連に成長していたりする。
ずうっと目をかけていた? 選手を一流半のマーク屋と縁ぎりしたのはいいが、数年後記念競輪を優勝されちゃった折にはびっくりというより、ふった女が美女へとうまれかわったような複雑な気分になった。
遅咲き苦労人タイプのS級一班昇格に、「な、オレの見立ては間違いなかっただろう」と電話で自慢げだったYとはもう随分会っていない。因みに前述の電話の件は、エスワンがいまよりもっと高いところにあった時代の話である。
眼鏡ちがい。
買いかぶっていただけ。
だけどそんな選手がいまでもしぶとく走っているのを見ると、満更じゃない気もちにもなり、番組を見、「後輩の大バコかぁ……」と買っちゃったりもするが、「ボウッと番手まわってンじゃねぇよ――!」と血圧が上がることも間間ある。
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