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とんぼ帰りの松阪競輪場

2021/03/27 20:26 閲覧数(614)
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 志摩スペイン村で遊んだ翌日にイルカ島や真珠島を訪れたのか。それともその逆の旅程だったのか記憶はおぼろげだが、旅の最後の日の昼すぎ、喫茶店で読んだスポーツ新聞で急遽予定を変えたことだけは憶えている。
 あぁ、松阪競輪やってるんだ、今日……。いつもの習性でギャンブル面を開き、三つのA級準決の二番目に関谷敏彦(山口→静岡・58期)が走っているのを見つけた俺は連れに、どうしても松阪競輪に寄りたい旨を話した。
 飛ぶ鳥を落とす勢いで第一線に昇る最中、不運な落車に見まわれ、大怪我を負い、不死鳥並みの復帰を騒がれてから数年が経っていたとおもう。
 渋々承諾した連れを無遠慮にせかし電車に乗った。最寄り駅からの無料バスががらがらだったのは、残り二レースやるのが関の山の時間であるから仕方なかろう。はたして選手紹介には間にあったのだったか。とにかく関谷から車券を買って金網越しに(だったとおもう)観戦した。関谷は確定板は挙げたはずだが一着ではなかったから車券ははずれた。小走りに駅往きのバスに飛び乗り、初めての松阪競輪場はとんぼ帰りとなった。もう三十年以上前の話だ。
 数年後、仕事で松阪競輪場を再訪することになるのだが、ちょうど『赤福』事件の時にあたり、記者仲間で伊勢神宮周辺を散策した折り、いくつかの閉まっている店屋を見ながら歩いたことが頭の片隅に残っている。
 奇しき縁のある松阪競輪場という想いも湧くが、なにほどのことではない。
 変に意固地な俺は「肉・肉キャンペーン」なるものが苦手で、二-九と九-二の車券を嫌う傾向があるが、そんなことにこだわっているようじゃギャンブルは勝てない。むしろ目をつぶり見得買いで「二-九」「九-二」。さすれば車券など買わないキャンペーン狙いの人々の「応援」も加重され、いい勝負が出来るやも知れぬ。
 おそるおそる発表された番組を見ると、二番車に松浦悠士、九番車清水裕友じゃァあ~りませんか! この組みあわせはまるで気がないのでちょっと安堵した。 
 中国両者の黄金連携は常に番手捲りありが基本型? よって清水裕友から松浦悠士じゃない車券だけど相手は迷う。第一感は深谷知広を使える郡司浩平だけど、南関作戦が奏功するようだといかに黄金連携といえども総崩れまでありだろうから、清水と郡司の両立は打ちづらいような気もする。古性優作-稲川翔はどうするんだろう。だいたい松浦-清水の三番手には山田英明が居るのではなかろうかともおもう。
 などなど考えているうちに想い出した。(去年のウィナーズ・カップは今年と逆の並びで清水がガツンと逃げ松浦の番手捲り。それに迫ったのは高橋晋也-守澤太志の北両者だった。)
 昨年は深谷も郡司も走っていなかったのに、「今年もまた北二人の二着三着」が結論じゃァ、最早予想にあらず?
【松阪ウィナーズ・カップ決勝】は⑨⑤⑥と⑨⑥⑤を買います。

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