六日制のオールスター競輪に呼ばれない選手たちによるGⅢだから面子は小粒だが、優勝賞金は三百三十万余と記念競輪並みなのだから、勝ち残った九人の眼光はギラリ――。
【川崎GⅢ決勝予想】準決の静岡両者は二着三着の結果がよほど嬉しかったのか、内山雅貴が簗田一輝に駆け寄って二人で手を挙げようとしたのかなぁ? だけど簗田の反応はイマイチ(ハコ二着だから嫌だったのかも――)で「未完成」じまいが妙に可笑しかった。またおなじ並びで三番手に地元の白戸淳太郎なら二段駆けの匂いがプンプン漂う。
四国両者も準決で組んでおり門田凌の早逃げを高原仁志が抜いている。したがって決勝の門田は自分の仕かけ優先でいい?
単騎が二人。
桜井正孝はもちろん典型的な自在選手だけど、どうにも彼の自在がわからない。というか私の思惑とズレること多々なのだ(ま、此方がズレているともいえる)。
伊原克彦。二日目三日目と鬼脚っぽいのに、小生が買った初日だけ凡走に近い着外。車券の相性はよくないみたいだ……。
残るは雨谷一樹-吉澤純平の栃茨。雨谷も超抜の出来でおもしろいように好位一気・好位捲りがきまっている。雨谷が国際舞台で闘っていたのは何年前だろう。予想紙の見出しに「世界照準の雨谷一樹」などとよく使っていたのがもはや懐かしい。
本日(八月八日)。脇本雄太と新田祐大の晴れ舞台は静岡、東京五輪閉会式は東京、元日本代表で鳴らした雨谷一樹のGⅢ初制覇は川崎の地。――今日一日の物語は出来ている。
「栃茨筋」の⑦②。「八月八日の八番車」簗田へ⑦⑧。二通りの二車単を買います。
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