打席に入ればすべて本塁打。天才打者の出現にプロ野球界は沸きに沸いたが、いつしか機械のように本塁打を量産する天才に客は倦怠を感ずるようになる。ついには野次を浴びせられる不人気選手に。毎打席本塁打を打つにもかかわらずだ。内容は正確ではないかもしれないが、そんな小説が伊坂幸太郎にあった。
もし脇本雄太がこのままずうっと一着を取りつづけたとしても、不人気になることはあるまい。だって競輪に全勝はあり得ない。換言するなら「どんなに強くてもいつかは負ける」が公営競技をたしなむひとの共通認識であろうから。勝てば勝つほど脇本の人気は上がりつづける。
しかしまぁ、現在の男子の競輪の競技形態において、一着をとることの至難さを考えるに、脇本と脇本以外の一流連の勝率を比較すれば、脇本がどのくらい強いのか! が明晰のものとなろう。
えらく強いという意味で「エラヅヨ」と使うとすれば、最近の脇本の強さは区別されなければならない。ふうむ、取りあえず「超エラヅヨ」と括るとするか。
見事なまでの脇本の成績欄を見ている。
只今九連勝中、川崎FⅠ初日の二着は……あぁ北津留翼にやられたんだ、見てた見てた。いわき平GⅠは二次予選で稲川翔に差され、準決で古性優作に抜かれた。だけどまぁ、今五連覇中でもあるんだ! 豊橋FⅠから始まって平GⅠ、福井FⅠ、川崎FⅠ、松戸GⅢ――ただただ感服するしかない。
明日(七日)から福井記念競輪が開幕する。もちろん大看板は脇本雄太だ。ぶっぱなしの完全優勝と期待もふくらむ。だけど競輪だから。負けるとすれば「初日」かな? ともちらり思う。山勘だけどね。超エラヅヨが取りこぼすとすれば、やっぱり古性優作の寸チョンなのかしら。
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