終わった瞬間、嗚呼、やっぱりシンタローだ。まるであさっての車券しか持ってないくせに、惜敗を食った様な気持になったのは、競輪選手佐藤慎太郎に寄せる信頼のせいでもあろう。
シンタロウに勝たれちゃあ仕方ない、諦めも付く、しかも思い切り勝ちに行った郡司浩平が捲り切れない展開を凌いだ優勝なのだから誉めるしかない。
最終日の後半は格上の本命達が頑張った。
第八競走は二車単210円の岩本俊介-田中晴基。只三番手でぷつんと離れた渡邉晴智には一抹の寂寥が伴った。
第九競走は二車単180円の深谷知広-萩原孝之。三番手の武井大介も渾身の追走だったが直前で力尽きた。
第十競走は410円の清水裕友-才迫開がロング捲りでワンツー態勢をつくったけど、ハコから才迫、山崎芳仁の強襲で清水は三着まで沈む。ま、それでも本命らしい競輪ではあった(一番人気410円が示している通りと云えば反論もあろうか)。
第十一競走は平原康太-岡光良の番手捲りで二車単520円だった。本命寄りの車券が出れば軍資金も増える、と云う訳ではあるまいが、決勝舞台に向けて着々と活況を呈する、静岡競輪場の《磁場》を感じずにはいられなかった。
決勝の号砲が鳴った直後は、郡司浩平-佐藤慎太郎の後ろに小川真太郎-小倉竜二となったが、荒井崇博が上がると、小川は四番手に下げ、更に横まで来た浅井康太も入れ五番手まで下げた時、小川-小倉は先行したいのではと考え、一寸だけ当りに近付いたかなと漠然と思う所が、愚者の愚者たる所以である。
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