本日から開幕の奈良記念競輪第十一競走に、脇本雄太の名前を見た時は正直ほっとした。事情通にはほど遠い私には、どうしても暗い噂しか聞こえて来なかったから、走り終えた段には安堵と祝意が交錯した。
脇本雄太-三谷竜生の番組には四年前の両者のフィーバーを想い出さずにはいられない。
西暦表記なら二〇一八年、五月の日本選手権、六月の高松宮記念杯を脇本の番手から三谷が獲ると、八月のオールスター、十月の寛仁親王牌を脇本が制覇、十二月のグランプリは三度脇本のハコから三谷が栄冠に輝いた。
四年の歳月は短くも長い。脇本にも三谷にも色んな事があって、起きて、その度に、きっと思いもかけない方向に人生が動いたりしたに違いない。
登場人物の表に現れない所、謂わばその人の根っこをも書いておかねば物語は動かない、それが備わっていれば、人物の根っこからのサジェスチョンがドラマを勝手に展開させてくれる事だってある。――正確な文言ではないのを断った上で、脚本家倉本聰の発言から引いた。
七番手から一気に捲った脇本雄太-三谷竜生におおっと声を上げた私に、両名の根っこなど知る由もないが、千両役者がバンクで躍るのと同時に、私の頭の中に両者からの僅かな示唆めいたものが伝わった気がするのは、おそらく俺の愚かな妄想癖ゆえだ。
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