競輪に絶対はない…予想が外れるのは自己責任。当たり前だが、それを差し引いても激烈に腹立たしいレースに遭遇してしまった。

先ほど終わった青森ミッドナイト最終日の一般戦第２レース…並びは⑦②④ ①③⑥ ⑤

このレース、動けるのは⑦浦山(東京)ただ一人。①中村(熊本)の脚質は両方となっているが、バックはおろか動いての決まり手もなく、事実上追込選手。
つまり浦山の逃げイチレースで、近況良くないものの、①と②による競りが必至で、久々の1着、悪くとも2、3着には残れると言うのが大方の予想。
そんなことで浦山絡みの車券を結構な額、購入してしまった…のです。

レースは①③⑥⑤⑦②④の並びで周回を重ね、後ろ攻めとなった浦山がジャンで抑えようと動き出す。当然、浦山の番手は①と②で競り…のはず…が…こともあろうかこの肥後もっこす、浦山を出させず、なんと突っ張る構え。何とかハナをきろうとする浦山に対し、意地でも出させんとばかり、最後は外へ持ち出す始末。横ができない浦山はアレヨアレヨと後退…この瞬間、浦山絡みの車券は１周を残しチリとなったのだ。

先行どころか捲りすらない追込野郎が、７車立て逃げイチのレースで、直線長い青森を何故１周半以上逃げる気になる訳？九州同士ではあるが、番手は師匠でもなく同期同県でもない。
この①番シロアリ、当然、最終４コーナーを回るとアッという間に画面から消え去り６着に埋没、その後ろからノコノコと逃げイチの浦山が無事７着ゴールイン。得点上位の②番クロゴマまで着外に沈み、動いたことなどない⑥番ミドリムシが捲って1着。目標のなかった得点下位の⑤番キレンジャーが2着に入り、三連単16万の大穴。これ、9車立てなら50万以上のメガトン級の特大穴で、ファンに対する競輪道を踏みにじるレース。
客がいたら『バカ野郎、テメー何考えて走ってんだ、大事な金賭けてんだぞ！二度と青森に来るな！とっとと熊本へ消え去れ！インチキ野郎！』と、罵声の雨嵐に晒されることはまず間違いない。

無観客のミッドナイトとは言え、これは酷いレース。初心者も買うであろうミッドナイトに、この展開をどう説明できるのか…スタート取って一列棒状のまま追込選手が逃げ切るなんて、競輪学校でも教えてないはず。こんなレースをしてたら、ファンも離れてしまう…一体、何故？肥後もっこすに問いたい…

超大穴が出るには落車や失格絡みや、予期せぬ展開が（車体故障や大本命が内に詰まり続ける…）原因だが、このレースの大穴形成過程はそれとは明らかに違っていた。

大負けしたから感情的になってしまったが『中村の野郎！』と、叫びたいファンは僕を含め多くいたはず。久びさの愚レース、気持ち切り替えられるかなぁ…


追伸…MC＆解説の高谷俊英も全く予想だにしない展開、さすがに驚いた様子。この選手、二度と青森に呼ばれることはないと思う。

追追伸…あまりの怒りに不適切な表現が含まれていた事をお詫びいたします。でも、それほど腹が立ったってことです…どうぞお許し下さい…