皆様、おはようございます。

浜松にて開催中のSG日本選手権オートレース。今日はいよいよ４日目、ベスト32による８周回4100ｍの準決勝戦が行われます。
今日も良走路が見込まれる中、この準決勝４個レースの前予想で皆様のご機嫌を伺います。

この土日は、久しぶりの浜松現地参戦。優勝戦までビシッと勝負していきたいと思います。

さて。
今日はSGの準決勝ですので、今回も、独自集計による「2011年以降、全て良走路かつ０ｍオープンで行われたSGの準決勝」における着度数（１着・２着・３着・着外）を、各メンバーの名前の後ろに掲載します。
ちなみに、この中には、スーパースターフェスタとプレミアムカップ（特別G1）は含んでいませんので、ご了承ください。
（スーパースターは、王座戦とシリーズ戦と分かれているため、またプレミアムカップは全国ランク上位のみが斡旋される開催であり、共に通常のSGとは一線を画すべきであるため。）
更には、消音マフラーという特殊な状況下で行われた前回のSG（全日本選抜）も、集計から外しています。

良走路０ｍオープンのSG準決勝は、最も「実績が反映されやすい」と考えていますので、基本的には実績重視でいってみたいと考えております。
ただ、今回に関しては、鈴木圭や新井恵といった、最近メキメキと調子を上げてきた勢力も居りますので、完全に数字通りというよりは、参考レベルという位置づけで考えたいと思います。

・・・という事で、今日はここから、準決勝４個レースの前予想に参ります。
走路想定は前述の通り、良走路一本でいきたいと思います。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化

※選手名の後ろの数字（[１・２・３・４]）は、「2011年以降、全て良走路かつ０ｍオープンで行われたSGの準決勝（但し消音マフラーを除く）」における着度数（１着・２着・３着・着外）


[2016.11.05]　浜松
SG日本選手権・４日目
【９Ｒ】準決勝戦（枠番抽選）　4100m（８周）
良
注①西原智（伊）０　　[０・１・０・４]
　②黒岩明（川）０　　[０・０・０・４]
△③久門徹（飯）０　　[０・１・３・５]
▲④岩崎亮（山）０　　[１・０・２・６]
○⑤木村武（浜）０　　[２・３・２・４]
　⑥岩田裕（川）０　　[０・０・０・３]
◎⑦高橋貢（伊）０　　[６・３・０・３]
　⑧田中茂（飯）０　　[１・１・４・５]

近況のビッグレースでは若手レーサー達が作るハイペースに翻弄される場面もあった⑦高橋貢だが、今節はむしろ自分がハイペースを作る立場に居る。３日間を通して3.39を切る本走タイムはメンバー中唯一。２日目は逃げる中村雅を捌いての１着も有り、３日目にはハイペースを誇る鈴木圭と抜きつ抜かれつのバトルを展開している。このメンバーで、更に伸びる８周戦なら王者の貫録見せる。
これに対抗するのは、実績面から⑤木村武。２日目以降はやや苦しむも、初日の動きが戻れば。スタートが切れている④岩崎亮に乗って、好位置をキープしてからの抜け出しに期待する。③久門徹も、この枠から２日目にはスタートを決めており、好位置キープからの粘りに期待。同様にスタートが切れている①西原智はタイムが足りず、こちらもあくまで逃げ粘りでの連下狙いで。

＜良走路＞
本線（３単）：７－４５－１３４５
押え（２単）：５－４７


[2016.11.05]　浜松
SG日本選手権・４日目
【10Ｒ】準決勝戦（枠番抽選）　4100m（８周）
良
注①佐藤貴（浜）０　　[１・２・２・３]
△②松尾啓（山）０　　[１・１・２・５]
　③岩田行（伊）０　　[０・０・０・３]
◎④新井恵（伊）０　　[０・１・０・３]
　⑤大木光（川）０　　[０・０・０・５]
▲⑥浦田信（飯）０　　[５・５・２・１]
○⑦中村雅（川）０　　[９・３・０・２]
　⑧笠木美（浜）０　　[０・０・０・５]

まだSG準決勝そのものの経験値は少ないが、近況スタート速攻からのハイペース逃げが決まっている④新井恵が、得意のセンター枠から飛び出して逃げ切り図る。これを追うのは、やはり実績面で⑦中村雅か。この２人で本走3.38を切るレベルのハイペース逃げを展開してしまうと、タイム的にそこまでの実績が無い他者にとっては脅威となる。これを追う３番手は⑥浦田信か。２日目の最終12Ｒでも遜色無いスタートを切って３着で入線しているが、この時は逃げる新井恵と鈴木圭で驚異的なハイペースを築いたため、３着で入線、というより「３着が一杯」という印象であった。とは言え、展開的に割って入るならこの選手であり、周回数が８周に伸びて得意の追い込みを決めてくる公算も有り。SG準決勝での安定した成績もこれを後押しするか。また、更に今節の動きからは②松尾啓にも注目したい。２日目12Ｒは新井恵、浦田信の後塵を拝したものの、後方から追い込んで４着、①佐藤貴を捌いて上がってきており、その機力キープなら面白い。

＜良走路＞
本線（３単）：４－６７－１２６７
押え（２単）：７－４６


[2016.11.05]　浜松
SG日本選手権・４日目
【11Ｒ】準決勝戦（枠番抽選）　4100m（８周）
良
▲①金子大（浜）０　　[２・５・１・４]
注②鐘ヶ江（飯）０　　[０・０・０・０]
　③新井淳（伊）０▼　[０・０・０・２]
◎④青山周（伊）０　　[７・１・０・０]
○⑤濱野淳（山）０　　[３・２・３・４]
　⑥池田政（川）０　　[２・１・１・７]
　⑦岩見貴（飯）０　　[０・０・０・３]
△⑧高橋弘（川）０　　[０・０・４・３]

初日同様、④青山周がセンターからトップスタートを決めてくる公算大。SG準決勝での安定感は言わずもがな。そこから一気にペースを上げると、追走勢にとっては厳しくなる。問題はスタートを含めた２番手争いで、特に最内枠となった①金子大の取捨が難しいところ。強烈なスタート速攻力を誇る③新井淳が居る事で、スタートで内に「包まれる」公算が大きくなった。その外には④青山周、⑤濱野淳と、スタート速攻タイプが揃うだけに、更にスタート後の位置取りが重要となる。それでも８周あればそこから追い上げる態勢を作れない事も無いが、余程スタートで巧く運ばない限りは２着が一杯と見ている。
④青山周が抜け出してしまえば逆転候補は見当たらないが、唯一、一発の魅力があるのが⑤濱野淳。タイヤ選択がハマり、④青山周の更に上を行くトップスタートを決めた時、抜かせない競走での一発残り目が面白そう。
連下では、スタート力のある⑧高橋弘が外からの一発で好位置をキープ出来れば。

＜良走路＞
本線（３単）：４－１５－１２５８
押え（２単）：５－１４


[2016.11.05]　浜松
SG日本選手権・４日目
【12Ｒ】準決勝戦（枠番抽選）　4100m（８周）
良
◎①鈴木圭（浜）０　　[１・１・１・１]
注②篠原睦（飯）０　　[２・０・１・５]
　③伊藤信（浜）０　　[０・２・４・４]
△④内山高（伊）０　　[１・２・０・５]
○⑤早川清（伊）０　　[１・１・３・５]
　⑥緒方浩（山）０▼　[０・０・０・１]
▲⑦若井友（川）０　　[０・０・１・７]
　⑧角南一（山）０　　[０・０・２・４]

内外問わずスタート速攻で主導権を奪取し、3.35秒台の超ハイペースで押し切る①鈴木圭の相手探しの一戦。ここまでほぼ全てトップスタートで３連勝、初日・２日目の3.352という本走タイムも圧巻なら、３日目のスーパーライダー戦、高橋貢との抜きつ抜かれつのバトル。オート界の絶対王者を２度もインからキッチリ捌く横綱相撲で勝ち切り、更に世代交代を印象付ける一戦となった。
この①鈴木圭が飛ぶとしたら、100回に１回あるかないかというスタートドカ遅れに期待するしかないが、それで最後方に置かれたとしても８周回あればある程度捌いて上がって来れるかもしれない、という程の機力を持っている。また、スタートで潰される展開としては②篠原睦がトップスタートを切り、①鈴木圭が内に包まれるという場合があるが、それでも中団キープ出来さえすれば、逃げてもペースの上がらない②篠原睦に対しては、いずれ追い付き、捌いて進出する事になると思われる。相手関係ではかなり恵まれた印象で、準決勝４個レースの中でも最も「堅い」アタマと言える。
難しいのが２着以下の選択で、スタート行ける②篠原睦も、前を追うと言うよりは後ろを押さえる形での粘り込みに期待か。昨日はスタートで後手を踏んだ⑤早川清は、うまく切った場合にはペースを上げられるだけに印は回しておきたい。⑦若井友も成績は安定しており、スタートで好位置を得られると十分勝負になる。また、一発の魅力は、昨日トップスタートからの押し切りを決めた④内山高。
本来のハンデより10重い印象ながら善戦している⑥緒方浩も、⑤早川清よりも先に行ってペースを上げると面白そうではあるが、その展開に持ち込めるかどうかが微妙。印は回しきれなかったが・・・。

＜良走路＞
本線（３単）：１－４５７－２４５７


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。