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電器屋のテレビ

2018/02/07 12:37 閲覧数(785)
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 皐月賞、ダービー、天皇賞、菊花賞、有馬記念……等々、大きな競馬の発走時間が近くなると、百貨店や大型スーパーマーケットの電器店のテレビの前に人が集まってくる。そんな光景は今でもあるのだろうか。
 最初にテレビの競輪中継を見たのはバイト先で、詰所と呼ばれるアルバイトたちが待機する部屋の小型テレビでだった。俺は十九歳だったと思う。二歳上の某が解説者もどきに説明をしていたのをうっすらと憶えている。
 八王子が働き場所だった数年は、事務所を抜け出して西友の何階かにあった電器屋まで見に出かけた記憶があるが、店員さんにチャンネルを「12」(現在のテレビ東京)に合わせてもらったのか、最初から競輪が映っていたのか。
 前売車券を買うため寒空の下に長時間並んだ第一回競輪グランプリは自宅のテレビで見た。あまりの混雑にヒヨってライヴ観戦しなかったことが今でも悔やまれる。
 第一回全日本選抜競輪は初日に前橋競輪場に居たのに、佐々木昭彦が中野浩一を差し初代王者の座に就いた場面は安いビジネスホテルのテレビで見ている。どんな経緯でそうなったのかがどうしても想い出せない。
 寺内大吉さん、中村敦夫さん、白鳥伸雄さん——の名前が懐かしく、あの時代の安手な競輪放送もまた、今となっては味わい深いものだったと思うのは歳のせいか。


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