皆様、おはようございます。

オートレースは、今日から山陽にてG2若獅子杯が開幕となります。
28期以降の選手による開催で、出場選手が２つのリーグ（ヤングリーグ、ジュニアリーグ）に分かれ、それぞれで予選、準決勝、優勝戦（４日目）を行い、それぞれのリーグの上位選手が最終日に直接対決による優勝戦を行う、という流れになっています。
この「ヤングリーグ」「ジュニアリーグ」は、期別ではなく生まれ年によって分かれています。おおまかには、1983年以前の生まれは「ヤングリーグ」、以降が「ジュニアリーグ」で、人数を均等に割る関係から1983年生まれは両方のリーグのいずれかに割り振られているようです。

さて、その勝ち上がり方式も然る事ながら、２ヶ月ぶりの本場開催となる今回の山陽で最も注目されるべきは、久しぶりに行われた走路改修によって生まれ変わった新走路による最初の開催であるという事です。

これまでも、各場で何年かおきに走路改修が行われておりますが、新走路開幕直後の開催の傾向は、概ね以下のようになります。

・良走路の場合、走路の状態が良い事から、かなりのハイスピード走路になる。
・湿走路の場合、アスファルトの油が浮いてしまい、格段に滑る走路になる。（→それが日を追う毎に改善され、無くなっていく）

週間天気によれば、今日・明日に関しては晴天の予報になっており、主力どころは上がり3.40を切ってくるようなハイスピード走路になるのではないかと期待しておりますが、問題は勝負どころの３日目・４日目に雨マークが付いている事。正直、新走路直後の湿走路は何が起こるか分かりません。思わぬところで滑りが出てしまい、追いが利かなくなってしまったり、酷い時には「えっ、こんなところで？」というところ（例えば直線の真ん中）で落車してしまったりという事が、過去の新走路直後の開催には見られておりました。この辺りは、もしかしたら施工方法の改善等があるかもしれませんので、今回も同じように適用されるかどうかはまだ分かりませんが、いずれにしても湿走路においては、車券的に真っ向勝負は控えた方が良いと考えています。そもそも、走路が変わっている以上、それまでの各選手の湿走路実績を素直に評価すべきかどうかも難しいところ。その意味では、最初から思い切った穴狙いに構えるというのが車券戦術上アリかもしれません。例えば、若干実績が無かったとしても軽ハン勢中心に狙う、といったような戦術が有効になるかもしれません。

という事で、まず初日は、最終12Ｒを前予想してみたいと思います。
走路想定は、前述の通り良走路です。

（ハンデｍの後の印＝△：前回よりハンデ10ｍ軽化、▼：前回よりハンデ10ｍ重化）


[2015.11.11]　山陽
G2若獅子杯・初日
【12Ｒ】ヤングリーグ予選　3100m（６周）
良
○①井上智（飯）０
　②占部健（飯）10
△③山下知（山）10
　④高塚義（川）10
▲⑤小林悠（船）20▼
注⑥小原望（川）20
　⑦松本や（伊）20
◎⑧金子大（浜）20

メンバー比較から、中心はS1レーサー⑧金子大で揺るぎ無さそう。ハイスピード走路への対応力も群を抜いている。
新走路で全体的にスピードが上がる可能性もあるため、対抗としては格下ながら単独０ｍの位置を活かして大逃げ展開も考えられる①井上智をピックアップする。
また、新走路への対応力が試される初日、という事で、それ以外の印も、「ヤングの中でのベテラン勢」28期を中心に。ハンデ重化ながらハンデ位置は良い⑤小林悠、スタートで前を叩いて行く展開なら十分勝負になる。

本線（３単）：８－１５－１３５６
押え（２単）：８－３、１－８、５－８


それでは、若獅子達による５日間の戦いに注目していきましょう。