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署名はどこへ?

2014/09/12 2:10 閲覧数(891)
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船橋オートレース場存続について選手会主催でホームページが設立されました
http://www.funabashisonzoku.com/index.html
選手や有志による街頭や各場での活動も盛んに行われており、私も署名を致しました
存続に向けて盛り上がりを見せる中、水を差すようなことはアレかとは思いますが少々お付き合い頂けたらと思います

そもそも署名という物はどういう効力があるのでしょうか?
存続に向けての”気持ち”の表れということなのでしょうか・・・

以前コラムにも書きましたが、行政の長が示した方針や行政決定という事項は重い決定です
それを覆すということはどれほどの労力と決意と戦略が必要なのか、理解されておられない方が多く見受けられます
この廃止決定という行政決定指針に異議を唱える資格があるのは、選手と船橋オートで働く従業員、そして日本写真判定社だけです
労務問題での選手と従業員、契約問題での日本写真判定社
そこにオートファンが入る隙は法的には何もありません

ではなぜ署名なのか?
それは選手会の後押しをするためであり、どこかの政治家の言葉を借りるなら、、それはフワッとした民意です
何十万、何百万と集めたところで法的には何もないのです

また、同じように首長として廃止決定した背後には市民や県民の選挙による民意があり、それは法的には市民県民の代表とみなされます
フワッとしたものではなく法的に決定権が保証されているのです

廃止決定プロセスに問題があるとか、選手やファンをないがしろにしているとか
そういう曖昧なノスタルジーではなく、廃止決定方針を出した行政側に法的な裏付けがありそれを覆すことは大変な労力がいるのです
首長が方針を出し議会が承認すれば、それは粛々と実施されてしまうことは法治国家では当たり前であるということを今一度認識することが必要です

そして今一度ホームページを見ますと、廃止決定を覆すための方策が何一つ書かれていないことに気が付きます
折角これだけの内容を網羅し、署名も相当数集まったことでしょう
しかし、これからの善意をどう使い、これからどのように誰に何を働きかけどうやって交渉して、どういう結果を求めていくのか
何月何日にダレソレ選手がどこで署名活動をするのでよろしく、、ではただのファンサービス告知に過ぎません

既に告知した行政方針を覆す方法は3つしかありません
1.首長の方針を撤回してもらう
2.議会に働きかけ不承認を勝ち取る
3.首長や議員を船橋オート存続の首長や議員に変える

いまの署名活動は”嘆願書”に変わったということは、狙いは1ということだと思いますが、本当に効果があるのでしょうか
2に対するロビー活動、或いは3に向けての行動は必要なのではないかと思います

船橋オートを失くしたくない気持ちは一緒ですが、もう少し運動の方向性や組織作りを考えて頂き、本気で廃止撤廃に向けて行動して頂きたいと切に願います

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