優勝賞金の四百万もさることながら、二着でも二百五十万、三着とて百六十万も貰え、なおかつ競輪祭の出場切符付きとなれば、栃茨四人すんなりとは回らせてもらえない。誰かが粘る。誰かが擦る。一人の横紙破りさえあらわれれば、それなら俺も、だったら僕も。あとからあとから加わる《無礼講》を期待した私だから、本線四人がブン回している画を見て「ああ、そういうん」とつぶやいた。ちなみに「ああ、そういうん」とは――当てが外れた時(絶対競ると思って買ったがずるりと下げた、ここは固いだろうと打ったらズブズブを食らった等々)に発するTさんの口癖である。
伊藤慶太郎は関東だからできないでしょう。
そんなものか。
単騎の嵯峨昇喜郎に何かやれと言ったってねえ。
ふうむ。
林大悟は地元だし自ら猫の首に鈴を付けにはいかない。
なるほど。
橋本壮史から抜けを四点買ってきれいな並びを食らった男に反論の資格はない。
人生六十数年、何事に於いても、勝負することなどなかった愚生が、他人(競輪選手)に勝負を強いてはいけない。
だいたい車を下げずに粘れと先行屋に求めるのは酷というものだ。
勝負しないと記せば語弊があるから、誰もが危ないヨコなど使わない、と読むのもまた競輪である。
ここまでかっこわるい負け方をしてしまって、明後日からのダービーが心配である。
ブログ
最近のブログ
- どこまで行っても~寛仁親王牌最終日観戦記 2026/10/12 23:25
- 空気なんか読むな~寛仁親王牌決勝 2026/10/12 8:06
- 漸次くずれる被虐~松阪記念決勝観戦記 2026/10/04 19:21
- 大ぐくりに、ひとかたまり~松阪記念決勝 2026/10/03 18:47
- 能の無い私は水戸黄門を頼る~岐阜記念決勝観戦記 2026/09/29 22:41


















