「例えばなんだけど、俺たちはビートルズのライブを生で見たことがないわけ。考えてみれば自分が好きなバンドってほとんど生で見たことがないんだよ。DVDで見たりVHSで見たりしてたんだよね。それでも今でも大好きで、彼らを尊敬しているんだよね。それを考えるとバンドの魅力を伝えるのは何もライブだけじゃないんだなと思った。」(DONUT web 2021.06.07 uploadより引用)――加藤ひさし(ザ・コレクターズ)の発言に、うんうん、そうだよなぁ、と共感をいだいた。
俺もまったくおなじで、ライブはおろか、出逢った時にはすでに故人だったミュージシャンを、いまでもせっせと聴いている。見たこともない歌手をずうっと好きでいるわけだ。たまに過去の映像が作品になったりすると、はずれ覚悟で手を出してしまったりもする。
俺は競輪場と競輪を一緒くたで好きになったくちだから(当時は皆そうだろうけど)、どうしても「現場」一番におもえるけど、実際には、この四五年、テレビ観戦が九割がたなのだから、えらそうなことはいえない。それよりなにより、映像から競輪党になったひとも実際大勢いるのだろうから、加藤ひさしのことばを借りれば、競輪の魅力を伝えるのは金網観戦だけじゃない、となるわけだ。
コロナ禍も相まってテレビの競輪ばかりの毎日だが、ここはひとつ、おもいっきり「テレビの競輪」で競輪の魅力を伝える工夫を――もちろんすでにいろんな試みがおこなわれているのは承知だが――更なる改善に着手する時ではなかろうか。
一例を記せば、競輪場によってバラツキがある映像など……。たとえば、今回松阪記念のかゆいところに手が届かない? ゴール前のスロー映像とか――。
映像だけで競輪ファンを増やしてやる。そんな気概の士が業界にはたんさんいるはずだ。
ま、頑迷固陋の俺のことだから、せっかく完成したモダンな番組に対して、いきなり、昔のやつのほうがよかったなどと文句いいだすかもしれンけどネ。
ひさかたぶりにクーラーを入れた昼間の自室で、ジョン・リー・フッカーを聴きながら記す。
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