消極的な自由と積極的な自由の概念になるほどと思ったこともあるはずだが、中身は記憶に定着していない。
♪それで自由になれたのかい? 岡林信康が唄っているのを聴いたとき、ディランみたいでかっこいいなと思った。
消極的な車券と積極的な車券、と記してみる。が何が浮かんでくるわけもない。
最近、車券を絞るさいに、捻ったつもりが一番人気、そんなことが何回か続いた。
競輪も麻雀も《きゅうくつ》に打ったら駄目よ。Wの言葉を一言一句そのまま憶えている。大事なことは次から次に忘却していくというのに。
本日(二十二日)和歌山の第五競走はえらく固く組んであり、二番-七番-四番の本線がきれいに(一車身に三車身だからそうでもないか)入って三連単百三十円、他の賭け式――二車単・二車複・三連複・ワイド三通り――も軒並み百円から百三十円と笑っちゃうほどの低配当だった(売り上げが少ないというのもあるけど)。正確に記すと、配当の低い順に、二車複とワイドの二-七が百円戻し、二車単、三連複、ワイド四-七が百十円、前述の三連単にワイドの二-四が百三十円であった。全部的中したとして幾ら儲かるのか、ふと計算しようと酔狂なことを考えたが、やめた。
富山の第五競走は西村光太(三重・96期)-小嶋敬二(石川・74期)の並びだった。西村いつ行くかいつ行くかと見ていたが、まるきり普段どおりでただの追い上げだった。両者で三番手四番手、小嶋が先に踏んだから一瞬一寸だけ身を乗り出したけどそのまま三着四着だった。西村が仕掛け小嶋、そんな車券を買っているひとが全国に幾人くらいいるのだろう。まさかわたしだけってことはないよねえ。
【富山周年記念競輪決勝】今日、わたしの中で目だったのは大塚玲のナイス・ブロック、さすが成田和也の絶妙捌き、完全復調山口拳矢の捲り、平原康多と松浦悠士はあたりまえに強く、あと吉澤純平の遮二無二捲りかな(小倉竜二のブロックもかわらずかっこよかった)。失礼、大塚は敗者戦、成田は立川競輪の話でした。
吉澤が引っぱり宿口陽一は二段で発進し平原? そう上手くはいかない、と思わなくもないが、それでも平原ははずせないのかなあ。宿口が失敗しても平原という画なら、宿口はもちろん、和田圭のマークも――平原の瞬時の判断に従う脚があるのかどうか――辛くなる。毎日番手捲りで決勝単騎の荒井崇博はどうしても評価が下がる。トリッキーな山口に先行屋の竹内雄作がはたしてマークしきれるのかしら。
残ったのは車番の若い方から平原、小倉、松浦、山口だけどもう一車切りたい。《ひいき》の選手だけど小倉を切る。小倉の二三着で泣きを見るかもしれないけど切る。
①⑤⑧と①⑧⑤にします。
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