〽もう~いくつ寝ると~お正月~。
まだ三月ですよと窘めるなかれ。この歳になると、十二分の三を過ぎたれば、一年の「残り」などあっという間なのだ。
歳は関係ないが、今の競輪界は次から次に「行事」がやってくる。松山で大きいのを四日間やったと思ったら、中一日でおなじ四国の地、小松島で三日間のGⅢだという。G冠の格上開催のありがたみはどうしても薄れてしまう。
昔はS級戦がやってくるのだって待ち遠しかった。記念はもちろん特別競輪なんて夢のまた夢みたいに心待ちにしたものだ。もちろんインターネットもなく場外発売も手薄な時代と昨今の「電投&場外」に依存する現状を比較しても詮ないだけだが――。
我が家の日めくりのカレンダーは土曜日曜だけ一枚併用で、驚くほど速い一週間経過をさらりと教えてくれる。強烈な「上がりタイム」の一週間が重なり増えて、グランプリ2018などすぐ眼前みたいなものか――?
この調子でゆけば2020年東京五輪だってちょっと先程度のものだろう。
ここ何年かは勝てる気がしなかった(失礼容赦・門外漢の私見です)ピスト競技にも、有能且つ実績のある仕事人のコーチを採用したことにより一筋の光が見えてきた感じだ(いったい過去の指導者はなんだったのだろう)。
皮肉屋の俺は「たとえ五輪で金メダリストの競輪選手が現れたとしても、車券の売り上げに大きな期待は出来なかろう」が持論だが、競輪選手のメダリストは待望している。世界の壁がどのくらいなのか、まだ遠いのか近くなっているのかを判定する知識など俺にはないが、大舞台を疾走する「顔馴染」を声をからして応援するだろう。
競輪とKeirinの異なる部分(特に男子の場合は顕著である)を理解していないと叱られそうだが、俺は、国内の競輪・ケイリンで一番強い選手、現在だったら新田祐大と小林優香が世界舞台で闘うのであれば、勝とうが負けようが競輪ファンとして納得する。
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