ずいぶん昔の話だが、本線の番手がビシッと競っている選手紹介を見たY先輩がよく、AとBの併走かい――? へえ、そう――と阿呆な駄洒落を飛ばしていたっけ。
函館GⅢの準決は最終レースもそのひとつ前のレースも番手が競り。解説者も女性司会者も「併走」という単語をしきりに発っするが、せっかく潔くジカの意思表示をしているのだから「競り」と表してあげれば、と思うのは俺だけだろうか――。
併走はその状態を表し、競りは自発的な取り合いを表す――が俺の「括り」だが、どっちでもいいでしょうよ、と無視されるのが落ちか。
だけどやっぱり、併走と競りは微妙にイコールではないと俺は思うのだが――。
解説者が一番車から九番車の選手を模したマグネットを使って展開を推理しているが、その駒が最後は全員、ゴール線ではなく、下を向いたり後ろを向いたりの絵には笑ってしまう。
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