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久保田泰弘の競輪が面白い

2022/09/13 22:19 閲覧数(335)
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 最初に断っておくが、私が「面白い」というのは大概の場合ほめ言葉である。
 今、久保田泰弘(山口・111期)の競輪が面白い。と記せば、今じゃない、もうずいぶん前からだ(遅いんだよ)と反論されるかもしれない。
 ま、けっこう以前からいろんなことをやる選手だった。
 捲るかと思えば競り、競ると思わせ捲り。
 目標がいない、自分でやる番組の久保田に興趣が増す。
 最初から意志していたように競り込む久保田はもちろん好きだが、どうする、どうする? こちらを迷わせ、本人も迷っている風の、三番手、二番手と外を追い上げる久保田の競輪が一番面白い。
 本日(十三日)が最終日だった松山開催を「四着三着三着」で仕舞った久保田だが、敗者戦の三着二発がこれまた面白かった。
 中日の三着は後方位置から上昇して正攻法のラインの番手で競った。ガツンガツン当たって競り勝った。が、様子見の別ラインの捲り・マークを誘発? 必死に乗り替えたものの……。
 今日の三着は三番手に位置する◎をキメようとするが◎も抵抗。けっこう烈しく競ったがなかなか決着がつかない。そうこうするうちに正攻法の選手が徐々にピッチを上げて先行態勢だ。これじゃつまらんと思ったか(どうかは定かじゃないが)久保田は一車上がった。外から厳しく寄せて番手を奪った。が、生き返った◎〇のひと捲りを食った。直線で先行車を交わすのがやっとだった。
 前述した二例の競輪の好悪は人それぞれだろう。買っている車券、希求する展開によって、意見は左右にわかれることだろう。が、この三場所一着なしの久保田を、頭からばかり買って損している私が、久保田の競輪が面白いと歓んでいるのは悪いことではないだろう。

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