最終十二レースの〈スーパープロピストレーサー賞〉は、寺崎浩平-脇本雄太-古性優作-浅井康太の、放っておけばブン回しちゃいそうな四人ライン。名古屋ダービーの独占劇の記憶も新しい、今が旬のセット眞杉匠-吉田拓矢の後ろを、名脇役の武藤龍生が固める三人ライン。清水裕友は先日の宇都宮記念で他地区の小原太樹(神奈川)を優勝に導く先行を見せた。奇しくも清水の後ろはまた神奈川籍の松谷秀幸で二人のライン。
この面子でこの並びの「四・対・三・対・二」は読み甲斐――私の場合は独善の思い込み甲斐――のある、噛めば噛むほど味わいぶかい〈決勝〉と記したいところだけど、下種の私はこうも思う。レース格は「FⅡ」、一着賞金は「四百万余」である。しかも翌日には「本番」とも言える〈全日本プロ選手権自転車競技大会〉を控えている。みんなそこまで鬼にはなれない。と考えるのが人情ではあるまいか。
これが大レースの決勝ならば、見え見えの近畿中部の二段駆け作戦に、対する眞杉はどうする? 清水の頭の中は? と想像をたくましゅうするのだろうけれども、今回はどうにもこうにも、そんな気にはならない。いちおう⑤①⑧を買うけど、額は、外野席の立見の席料ほど、そのくらいがいいところかしら。
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