何十回競輪グランプリを見て、何十回先行が潰れるのを見たのだろう。
絶頂時の山崎芳仁だって強い強い深谷知広だってバタバタだったじゃないか。一億円が懸かった直線、真後ろからメイチ踏まれれば二着も三着もない――は、俺の車券の「型」でもあった(的中不的中は別として)。十二月の夕刻の気温がグッと下がるバンクは先行屋泣かせなのだ――。幾度喋り、幾度記したことだろう。
それでも今年まざまざと見せつけられた脇本雄太の衝撃的な強さの前には抗しきれなかった。前橋バンク、小倉バンク、海外の250㍍バンク……。無風の室内競技場から、寒波襲来の屋外競技場へと「変わる」ことの危惧をちらり口に出したりもしたが、「幻影」をふり払うことは出来なかった。
歳とともに博打の負けの悔しさが軀に居残ることはすくなくなったものの、今年のグランプリはちょっと引き摺りそうである。負けた金額とか、こうすれば当たったとかの話ではなく、競輪というギャンブルに対する「要の一本」を抜け落としてしまった気分だ。
ま、この悔しさもまた生きている証であろうが。
安定剤でも飲んで早く寝るとしよう――。
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