本日(一月十日)の静岡FⅠ二日目第十二競走は眞杉匠(栃木)の後ろを巡って佐藤友和(岩手)と佐々木雄一(福島)の北両者で競り合った。友和は予選組で106点余、佐々木は特選スタートで109点以上持っているのだから、ま、並ぶなら眞杉-佐々木-友和が自然なのかも知れないが、折り合わず競った。競ったはいいが、先に当りに行った方の友和が呆気なくバランスを崩し落車失格と、お粗末な結末と云われても仕方ない。
予選の友和は人気本線の番手、もちろん本命だった、それも断トツの。が、二十四歳・111期のA上がり川越勇星に一発で退かされ恥を掻いた。その翌日の敢え無い競り負けだから寂寥たる眺めでもあった。
佐々木の後ろは廻れないと云うよりも、眞杉断然の番組で二着権利(佐藤は予選四着ゆえ三着で決勝へ進める可能性はほとんどない)なのだから番手、は昔気質の選手には当たり前の判断なのかも知れない。
眞杉の楽勝で佐々木が一車身程遅れて続き、他も次々にゴールし、皆がスピードを緩め向こう正面に流れてゆく。と、バンク内の芝生にちょんぼりと座る友和が映った。
いいもの見たなあ――私はそう思った。何を云っていやがると云われそうだが、いい景を見させて貰ったのだから、見させてもらったでいいではないか。大体、友和の頭から車券を買っていた自分を自分で誉めてやりたい、などと得意になっている私だから、聞く耳など持たない。
ああ、不意に想い出した。いつぞやの、もう相当昔の大宮記念の前検日、競輪場の門の前でファンに声を掛けられた友和が笑顔で受け応えしている画を。あの日の佐藤友和の年齢、見ていた私の年齢が見当も付かない。
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