今はもう三半捲りとか二センター捲りなる呼び名はあまり聞かなくなったけど、最終周の三角と四角の真ん中ぐらいから捲り込む戦法を得意にしていた一流選手が、昔は、幾人か居た。と記しながら名前が出ないのが情けないのだが、ともかく居たのである。三半捲りを買う時は矢っ張り「捲り-マーク」の車券だったかなあ。差しは押さえても薄くという買い方だったと思う。
立川記念の優勝は吉田拓矢、三半捲りよりも距離が短い四角大外強襲であった。競輪祭を獲った時に似通う勝ち振り――とにかく道中溜めに溜め、最後の最後に爆発させる――は今や吉田の《必殺技》と云えるかも知れない。ややもすれば、果たして吉田の組み立ては首尾よく進んでいるのだろうか? と冷や冷やさせられる。が、S班の勲章を持つ身であれば《遅い仕掛け》は《勝つ為の競輪》と解され、大手を振って駆使出来る。勿論ふだんのロング・スパートを厭わない吉田あってこその賜物と云う事も十分承知した上で記しているつもりだ。
ここぞと云う時の吉田拓矢の最新型の必殺技を、S班に昇格した今年は昨年以上に意識しなければいけない、競輪を推理する上でも、車券を買う段でもね。
蛇足。2021年のカエルのカレンダーの一月の写真はオオアマガエル。大きなアマガエルという意味なのだろうけど、大甘の予想ばかりの私を揶揄している様に響くと記せば、少し厚かましいか。
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