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荒井崇博をちゃんと買えなかった日本選手権競輪

2022/05/07 20:22 閲覧数(623)
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 最終日を残している段階で、しかも決勝戦に荒井崇博の名前があるのにもかかわらず、題名「……ちゃんと買えなかった……」は敗残のぼやきに響くことだろう。
 世間は黄金週間、俺は渋滞の下道を軽自動車で何百キロ走ったのだろう。楽しそうな家族が乗るワンボックスの脇を気鬱な俺の運転する派手な配色の軽が馬力一杯で走っている。
 それでも出先の施設の駐車場、小休止のコンビニの駐車場、何十年ぶりに寄った市営グランドに隣接する公園のベンチ……いろんな場所で五日間ほとんどの競輪ダービー――もちろんライブではないことも多かったが――を観戦した。
 初日、荒井崇博から門田凌を取りはぐった。
 二日目、深谷知広-佐藤慎太郎-大槻寛徳はまるで目からうろこが落ちる思い。似た展開を想像しながら真逆の車券を買っていた。よく考えりゃ深谷の逃げ一車に近い。
 三日目、眞杉匠から原田研太朗は描いた四点の内の一つ。が、小躍りして手を休めたのが凶と出た。太田竜馬から抜けなら荒井崇博が一番手だろう! 嘉永泰斗から中川誠一郎じゃない車券も簡単に出てしまった。ま、ああ思った・こう思うの段階では只の能書き。ギャンブルは穴場に幾ら札を突っ込めるかだ(それもできれば無造作にね)。
 四日目、脇本雄太が近畿三人できれいに決め、最終は吉田拓矢ラインが又又きれいに決めて、俺はぐうの音も出ず。
 五日目、〈脇本雄太を「タイヤ」抜いた稲川翔、七着不発の深谷知広の後ろから四着まで来た鈴木裕、やけに頼りになる荒井崇博。目移りするけど、結局「薬局」本命の二車単を買うのが筆者の性(さが)らしい。〉が前日の予想。あれだけ荒井荒井と言っておきながら……。まるきり後の祭りなのだけど、この一戦が一番悔しい。平原、荒井、佐藤と入り二車単4,040円、三連単10,470円(因みに平原-佐藤の二車単は370円)。俺は病者のように三連複の配当を探し確かめた。女々しいことよ――。ギャンブルどころじゃないとくさくさしている。が、競輪でアツくなる瞬間ちょっとだけ開放されもする。
〈日本選手権競輪決勝戦〉一、脇本雄太は結果二着とはいえ、二次予選、準決と近畿ワンツースリーできれいに決めている。これは大きなアドバンテージだ。
 準決は早めの仕掛けで寸チョンを食らう。で、決勝は「こりゃ抜けないや」という捲りでちゃんと優勝を持ってゆく。昔の超一流某の王道パターンだ。そのままを脇本に当て嵌めることはできないけれど、俺のアナログ競輪頭脳では脇本を買うなら頭だねえ、どうしても
 二、清水裕友は中団基本だろうけど、二度インを切ってでも中団、そこまでのしつこさはなかろう。換言すると八番手の危険性も持ちあわせている?
 三、安易に四番手をまわらない守澤太志に共感はするが、どうするんだろう?
 四、脇本雄太が風を切り眞杉匠のカマシ。よりも、眞杉がブンブン逃げ脇本のカマシが自然な考えではある。
 五、仕掛け端、平原のブロックはあるだろうか。佐藤の牽制が見られるだろうか。脇本の加速が優る。眞杉の抵抗が優る。両者とも譲らず雁行。三様どの展開でも古性、平原、佐藤、東口のせめぎ合い、もちろん守澤、清水、荒井だって内外構わず来る。
 結論、直前の「五」で記した曲者連の混沌から誰を掬いあげるかどけど、「一」で脇本を買うなら頭と記した手前、古性のところが多少なりとも絡まれちゃうのがいいのかしら。ただ厄介な相手だけに歯向かった方が逆に深手を負うことになるかも知れない。とにもかくにもダービーの決勝でしょう。ここは引けない・ここも引かないの強烈な肉弾戦を観劇したいもの。
 ⑧②の二車単を買います。



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