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スーパースター2017徹底展望(第3回)~出場選手分析(前編)~

2017/12/25 7:38 閲覧数(743)
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皆様、おはようございます。

いよいよ「SGスーパースター王座決定戦」まで1週間を切りました。
そしてもう明後日にはフェスタ開幕です。
あっという間に迎えた師走の終わり、2017年のオートレースの掉尾を飾るスーパースターフェスタに向けて・・・昨年に引き続き、今日これからの残り7日間は、スーパースターに焦点を絞った渾身のコラム連続投稿で行きたいと思っております。

まず、今日と明日のコラムでは、出場全16選手について、過去のSSトライアル戦績と近況を踏まえて、前編・後編の2回に分けて直前評価をしていきたいと思っております。

それでは、まずは前編、川口勢・伊勢崎勢です。
なお、名前の次に出てくる[1・2・3・4]は、現在の大晦日決戦となった2008年から昨年までの過去9年におけるトライアル戦(初日~3日目(昨年は4日目も含む)の着度数(左から、1着・2着・3着・着外の回数)を表しています。
また、初日は「トライアル戦優先順位」により振り分けられたレース番号毎に、この優先順で枠番選択となる事が決定しておりますので、その優先順位、初日のレース番号、枠番選択順を併記致します。



■永井 大介 (25期・S-2・10大会連続14回目)
 過去8年トライアル戦:[9・8・4・7]
 トライアル戦優先順位:5位(初日12R、枠番選択順3位)

 近年のSSの歴史を紐解いても、やはりこの選手を中心に展開されていると言っても過言ではありません。過去9年において欠かさず出場しているのは無論の事、全16選手中唯一、この9年全て王座戦まで進出しているという強力なデータがあります。それを如実に示しているのが上記のトライアル戦成績。9年×3走(+昨年4日目の1走)=計28走中、着外(4着以下)わずか7走。初日8着スタートとなった2011年も、2日目から機を立て直し、1着・2着で王座戦に駒を進めています。
 しかし、昨年は初日の斑走路こそ1着でしたが、2日目・3日目に大敗が有り、4日目の勝負駆けを見事に決めての王座戦進出でした。少し波が出始めた感が有りますが、ただこの選手のセールスポイントは何と言っても勝負強さ。トライアル戦で苦戦しても、最後には必ず結果を残し、毎年王座戦に進出している事でも分かります。昨年同様、まずは初日、選択順3位で迎える此処から、真価が問われるシリーズとなりそうです。


■中村 雅人 (28期・S-6・11大会連続11回目)
 過去8年トライアル戦:[4・3・4・15]
 トライアル戦優先順位:14位(初日11R、枠番選択順7位)

 過去9年全て出場し、このうち2回王座に輝いている中村雅ですが、トライアルに関して、以前はそこまで車券に絡んでいませんでした。以前のレーススタイルが、速攻と言うよりは、序盤中団から追い込んでいくという事もあったからと思われます。それが一昨年では初日・2日と連勝。オープンレースでのスタート速攻が決まる事も多くなってきました。ただ、昨年は2日目の落車により戦線離脱、3日目以降は11Rの方が7車立てという状況になってしまいました。まずは昨年のリベンジを果たしたいところでしょうが、ここまでの実績を考えると、序盤はやや苦戦を強いられる可能性も有ります。


■山田 達也 (28期・S-14・初出場)
 過去8年トライアル戦:[0・0・0・0]
 トライアル戦優先順位:16位(初日12R、枠番選択順8位)

 最後の関門であったSG日本選手権の優出により、念願のSSトライアル戦初出場となりました。
 初日は(おそらく)大外8番枠となりそうな印象で、挑戦者としての立ち位置となりそうです。まずはこの4日間8周戦の激闘が続く未知の領域で、百戦練磨のSS常連組にどこまで立ち向かえるかが注目となります。


■高橋 貢 (22期・S-3・11大会連続20回目)
 過去8年トライアル戦:[5・3・8・12]
 トライアル戦優先順位:2位(初日11R、枠番選択順1位)

 伊勢崎が誇る絶対王者は、過去9年フル出場、王座戦進出は6回、うち2回を制しています。高橋貢のトライアル戦に関して、調べていて面白かったのは、2着が3回しかなく(12年2回+昨年1回)、対して3着が多い事。また、基本的に上位から中間着が多く、9年28走中7・8着を1回も引いていない(6着もたった1回)という安定感でしょう。
 昨年の王座戦では最終周回2角立ち上がりでの落車事故で、宙を舞う程の状況となりましたが、そのリベンジも含めて、今年は勝負を賭けてくると思われます。気掛かりなのが、前哨戦となる地元G1シルクカップにおけるまさかの予選敗退ですが、さすがに大一番に向けては、状態を戻してくるでしょう。


■青山 周平 (31期・S-11・5大会連続5回目)
 過去8年トライアル戦:[6・2・2・3]
 トライアル戦優先順位:3位(初日11R、枠番選択順2位)

 初出場の2013年から4年連続で王座戦に進出、特にトライアルでの強さが数字に表れるようになってきました。昨年は2日目から3連勝を決め、王座戦は2枠から必勝態勢で臨み、トップスタートから9周回先頭をキープ、しかし最終周回1角で鈴木圭に内を突かれ、再逆転を狙った2角過ぎで自落、後続の高橋貢・金子大をも巻き込んでの落車となってしまいました。
 その昨年の王座戦を払拭したい今年、トライアル戦はやはり持ち前のスタート速攻が常に光ります。1着率が高いのは言わずもがな、高橋貢同様、トライアル戦での大敗が無い事も車券の狙いとしてはプラス要素となります。


■三浦 康平 (28期・S-29・6大会ぶり2回目)
 過去8年トライアル戦:[0・0・0・3]
 トライアル戦優先順位:9位(初日12R、枠番選択順5位)

 前回、初のSSトライアル戦出場は5年前。この時は初日から7着・8着・8着で、持ち前のスタート力も発揮できぬまま、SS戦の洗礼を浴びる結果となりました。
 とは言え、この5年の成長ぶりは目を見張るものがあります。少し前まではスタート力に対し機力がやや見劣りする事が多かったのですが、最近は試走3.2秒台、本走も3.3秒台に常に入れて来るような機力の充実ぶりが伺えます。そもそも実績が5年前とは桁違い、このコラムの指針とは異なってしまいますが、この選手に関しては、もしかしたら前回の成績は度外視しても良いかもしれません。


■早川 清太郎 (29期・S-5・2大会連続4回目)
 過去8年トライアル戦:[1・2・1・6]
 トライアル戦優先順位:12位(初日12R、枠番選択順6位)

 昨年に引き続いてのSSトライアル戦出場となりますが、昨年は順位戦回りとなってしまいました。トライアル戦では紙一重のスタート争いでの分の悪さが効いているのか、やや大きな着が並ぶ事も多いですが、とは言え突然好スタートを放つ事も有り、特に昨年の3日目、3枠で臨んだトライアル戦では渾身のトップスタートを見せました。結果としては2着でしたが、常に機力は上位級だけに、一番の課題であるスタートが決まると、十分勝負になるという点は否めません。



という事で今日はここまで。明日は後編、残り9選手を分析していきます。

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