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スーパースター2017徹底展望(第4回)~出場選手分析(後編)~

2017/12/26 7:23 閲覧数(387)
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皆様、おはようございます。

本日も、昨日に引き続きまして、スーパースター出場選手分析。今日は後編です。

名前の次に出てくる[1・2・3・4]は、現在の大晦日決戦となった2008年から昨年までの過去9年におけるトライアル戦(初日~3日目(昨年は4日目も含む))の着度数(左から、1着・2着・3着・着外の回数)を表しています。
また、初日は「トライアル戦優先順位」により振り分けられたレース番号毎に、この優先順で枠番選択となる事が決定しておりますので、その優先順位、初日のレース番号、枠番選択順を併記致します。



■鈴木 圭一郎 (32期・S-1・3大会連続3回目)
 過去9年トライアル戦:[0・1・4・2]
 トライアル戦優先順位:1位(初日12R、枠番選択順1位)

 まだ走りにムラがあった2年前の初出場時には、王座戦に進めず苦杯を喫する結果となりましたが、昨年は初の王座戦進出、そして、最終周回の事故があったものの、2年目にして見事にその頂に立ちました。
 それでも昨年のトライアル戦では全て3着という成績、そしてこの2年、トライアル戦ではまだ勝ち星が有りません。
 とは言え、更にこの1年での成長ぶり、そして近況の充実ぶりを考えれば、トライアル戦から、この2年とはまた比べものにならない勢いで勝ち星を量産してくる事でしょう。数節前からはスーパーハンデに置かれ、その逆境の中で更に機力と捌きに磨きが掛かっている印象で、昨日閉幕した地元浜松開催では、メンバーがやや手薄であった事を差し引いてもスーパーハンデで価値ある優勝を飾り、最高の形で大一番に臨みます。今回はトライアル戦優先順も1位であり、初日の枠番選択もまずはトップで選べる権利を有している点も大きいと思います。


■佐藤 貴也 (29期・S-12・2大会ぶり4回目)
 過去9年トライアル戦:[1・1・1・6]
 トライアル戦優先順位:4位(初日12R、枠番選択順2位)

 過去3回出場しているSSトライアル戦に、2年ぶりに戻ってきました。このうち王座戦には2回進出していますが、成績はそれほど芳しくはありません。ただ、その中でも経験は積んで来ており、最近では機力さえ仕上がればタイムの面でも十分勝負できるレベルになってきていると思います。


■木村 武之 (26期・S-10・6大会連続12回目)
 過去9年トライアル戦:[4・4・1・16]
 トライアル戦優先順位:6位(初日11R、枠番選択順3位)

 大晦日決戦以降の8回のうち、2011年を除く7回に出場、そのうち王座戦には3回進出しています。2012年は3着、2014年は2着。2015年は8着と敗れており、あと一歩のところで未だ頂点には立てておらず、また今年も頂点を目指す戦いとなります。
 また、昨年は残念ながらトライアル3日目の反妨により失権となっており、今年はそのリベンジの年でもあります。
 今回は初日の枠番選択順3位という事でまずは好枠からスタートを切れそうです。直近の地元開催では準決3着で優出を逸しましたが、最終日は好タイムでキッチリ1着で締めており、決して悪い状況ではないと思われます。


■金子 大輔 (29期・S-48・8大会連続9回目)
 過去9年トライアル戦:[5・3・2・12]
 トライアル戦優先順位:13位(初日12R、枠番選択順7位)

 何と言っても昨年の王座戦、最終周回での落車事故により、長らくの休養を要する事になりました。その意味で今年は半分諦めかけていた事と思いますが、SG日本選手権での優出によりポイントを稼ぎ、最後の最後で滑り込み、出場権を得ました。2010年以降は欠かさずSSトライアル戦に臨んでいますが、途切れることなく今年も出場となります。
 ただ、さすがにポイント下位であった事もあり、優先順位は13位、初日の枠番選択順が7番目。まずは外枠に置かれる事になりそうです。またそれ以前に、直近の地元浜松開催、準決勝で落車しており、そもそも万全の状態で臨めるかどうかという点にも疑念が有ります。今年はむしろチャレンジャーとして挑むようなSS戦となりそうです。


■松尾 啓史 (26期・S-8・2大会連続8回目)
 過去9年トライアル戦:[0・0・4・9]
 トライアル戦優先順位:8位(初日12R、枠番選択順4位)

 昨年に続いての出場は、通算8回目となります。2008年以降の4回のトライアル戦では13走中3着が4本あるのみで、ここに入ると1・2着までには届いていない状況です。昨年は枠番選択順8位からのスタートでしたが、今年は4位、それなりに良い枠が手に入るものと思います。また、直近の伊勢崎G1シルクカップ優勝戦では試走タイム3.23をマークしており、機力の仕上がり面は十分。やはり鍵となるのはスタートという事になるでしょう。どうしても追い込み展開になりがちで、それが「3着一杯」というこれまでの結果に表れているのではないかと思われます。


■藤岡 一樹 (29期・A-48・3大会連続5回目)
 過去9年トライアル戦:[0・3・1・9]
 トライアル戦優先順位:10位(初日11R、枠番選択順5位)

 過去4回中3回で王座戦まで進出していますが、ボーダーギリギリという事もあり、共に外寄りの枠、大きな着となってしまいました。また、昨年は初日から精彩を欠き、3日目には痛恨のフライングにより失権。一度も車券に絡めぬまま終わってしまいました。
 特徴的なのはその成績分布で、トライアル戦で1着は有りませんが2着に3回(そのうち2回は2015年)という点。その肝はやはり中枠からのスタート速攻。捌きにはやや不安有るも、もともと機力は上位、スタートで決めてしまうレースでは粘り込みに期待できると言えます。
 SG日本選手権では優勝戦まで駒を進めており、ここ一番で機力が仕上がった時には注意が必要となります。


■人見 剛志 (28期・S-7・初出場)
 過去9年トライアル戦:[0・0・0・0]
 トライアル戦優先順位:15位(初日11R、枠番選択順8位)

 いよいよ今年、念願の初出場となります。
 トライアル戦優先順位からは、おそらく初日は大外8枠となりそうで、百戦錬磨のライバル相手にどこまで戦えるか、というところです。スタート一発の魅力が有り、また機力も上位級に仕上げられる腕が有ります。特に得意な中枠(4~6枠くらい)に置かれた時にはスタート一気の先行もありそうで、注意が必要になるかもしれません。まずはトライアル4日間、毎日8周戦となる過酷な戦い、この中でどこまでやれるかに注目となります。


■浦田 信輔 (23期・S-4・12大会連続17回目)
 過去9年トライアル戦:[4・3・5・16]
 トライアル戦優先順位:11位(初日11R、枠番選択順6位)

 西の雄・浦田は実に12年連続の出場。ここ9年では、初日反則で失権となってしまった09年を除いては、一昨年まで全ての年で王座戦に進出しており、うち、エンジン完調宣言が出た2011年の王座戦を制していますが、昨年はトライアル戦で一度も車券に絡めず、09年以来の順位戦回りとなってしまいました。
 過去9年のトライアル戦の成績を紐解いた時、この浦田に関しても面白い傾向が見られます。まずは9年28走中、1着は4本。トライアルでは意外に勝っていません。また、2014年こそ初日に1着を飾りましたが、それ以外の年は初日に車券にすら絡んでいないという結果。それが、レースが進むにつれ車券に絡むようになるというような傾向が見られます。確かに浦田信の場合は、SSの期間中、徐々に仕上げていくという印象があり、それにピッタリと合うような成績という印象です。
 今回も初日の枠番選択順は6位。初日に関してはまずは様子見、そこから日を追う毎に仕上がっていく様を追いかけていく事になろうかと思います。


■荒尾 聡 (27期・S-9・14大会連続14回目)
 過去9年トライアル戦:[4・6・1・17]
 トライアル戦優先順位:7位(初日11R、枠番選択順4位)

 初出場以来14大会連続での出場、ここ8年に関しては、2010年と2015年を除き王座戦に進出しています。その王座戦では車券に絡めないという状況が続いていましたが、昨年は準Vとなりました。とは言え、これも最終周回での青山周・高橋貢・金子大の落車によって繰り上がったものであり、それが無ければ5着であった事を考えると、王座戦では厳しい戦いを強いられそうですが、トライアル戦では十分狙っていけると思います。
 トライアル戦優先順位は7位、初日はそれほど悪くない枠が手に入りそうです。また、直近の伊勢崎G1シルクカップでは優勝戦まで駒を進めており、好調キープと見て良さそうです。



・・・というわけで本日はここまで。いよいよ明日からは、スーパースタートライアル戦のレース展望となります。

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