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It’s only rock ‘n’ roll~サマーナイトフェスティバル優勝戦後記

2023/07/17 22:14 閲覧数(481)
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 原典の音楽雑誌が手元に探せないので正確には引けないが、ストーンズのライブ・ツアー中の逸話だ。キースに指定とは異なるギターを手渡してしまったローディーが真っ青になっている。アンプの奥で縮こまっている(「やっちまった」)。演奏は始まっている。うん? キースが異変に気付く。焦りまくっているローディーの青年にキースが近づく。そして言った。「It’s only rock ‘n’ roll(たかがロックンロールだ)気にするな、ボーイ」と。
 函館のサマーナイトフェスティバルは松浦悠士の優勝で幕を閉じた。
〈脇本雄太にぴったりとはいかないかもしれないが……付いていくことは付いていく〉と評した松浦悠士の楽差しだった。十秒六の捲りの翌日は十一秒三の逃げかあ……佐々木悠葵の先行じゃあ、どうしてもああなる。寸止めの捲り? というわけにはいかないものねえ。
 脇本が二着に残って三着は松井宏佑だった。〈単騎三人(松井、山口拳矢、新田祐大)の内で一番器用じゃない〉と消した松井が一番上手い運びを見せた。
 最近の私の大レースの成績は、ざっと思い出しただけでも、当たらずも遠からずが一二割、当たらず且つ見当違いが八九割という惨憺たるものである。いくら〽ケ・セラ・セラ~のおれでもやっぱり凹む。
 キースみたいな太っ腹が現れて「爺さん、気にすることはねえ、たかが競輪じゃないか」とでも言ってくれないかしら。などと泣いている場合じゃないな。
 〽あしたは、きっとなにかある、あしたは、どっちだ(漫画「あしたのジョー」の主題歌『あしたのジョー』より。作詞は寺山修司だ!)。

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