ブログ

京都・G1菊花賞展望~ダービー馬不在の一戦、ついにダイヤモンドが輝くか~

2016/10/23 10:39 閲覧数(478)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
皆様、改めましておはようございます。

という事で、先日に引き続き、中央競馬(JRA)の秋のG1戦線を予想していく連載コラム。
今日は、牡馬クラシック戦線の三冠目、菊花賞を予想してみたいと思います。

先週の秋華賞では、単勝8番人気ながら3着に入ったカイザーバルに◎を打つ事ができ、それ以外にも2着・4着にも印を打った馬が入りましたが、肝心の優勝馬は「敢えての」無印にしてしまったヴィブロス。今思えば、単勝1番人気のビッシュ(10着)を無印に出来たは良いけれど、伏兵馬を◎にしているのだから、2番人気のヴィブロスまでバッサリ行く事は無かったよなぁ・・・と、若干後悔しております。
それでも、だんだん的中に近づきつつある手応えみたいなものは感じてきております。

さて、今週行われる菊花賞は、皐月賞・ダービーに続く、3歳牡馬クラシック戦線の三冠目。迎えて77回目の開催となります。
長い長い中央競馬の歴史の中で、牡馬クラシック三冠はこれまで7頭誕生しています。
戦前の競馬黎明期に生まれた、1941(昭和16)年のセントライトに始まり、高度経済成長の象徴でもあった1964(昭和39)年のシンザン。競馬の近代化・大衆化の中に生まれた、1983(昭和58)年のミスターシービー、翌1984(昭和59)年のシンボリルドルフ。三冠目の菊花賞を7馬身差で制し、兄・ビワハヤヒデの為し得なかった快挙を達成した1994(平成6)年のナリタブライアン。そして、史上最強との呼び声高く、無敗で三冠を達成した2005(平成17)年のディープインパクト。この6年後、最も直近で三冠を制したのが2011(平成23)年のオルフェーヴル。どれも、歴史に燦然と輝く名馬達です。
オルフェーヴル以降の5年間では生まれていませんが、また近いうちに、史上に名を残すクラシック三冠馬が誕生する事になるでしょう。

伝統の、京都競馬場・3000mの長丁場。3コーナー付近を頂点とする淀の坂を2回越える、想像以上にタフなレース。そして、例年繰り広げられる、皐月賞やダービーを沸かせた春の既成勢力 VS 夏に力を付け、条件戦を勝ち上がってきた「上がり馬」達の戦い。「最も強い馬が勝つ」と言われる菊花賞・・・今年、その頂点に立つのは、どの馬でしょうか。


では、今日もここから予想に入りたいと思います。


[2016.10.23] 京都11R
第77回菊花賞(GⅠ) 芝3000m

 [1]①カフジプリンス  (57岩田康)牡3
 [1]②ジョルジュサンク (57幸英明)牡3
◎[2]③サトノダイヤモンド(57ルメー)牡3
△[2]④シュペルミエール (57北村宏)牡3
 [3]⑤ミライヘノツバサ (57藤岡康)牡3
 [3]⑥ディーマジェスティ(57蛯名正)牡3
○[4]⑦レッドエルディスト(57四位洋)牡3
△[4]⑧ミッキーロケット (57和田竜)牡3
 [5]⑨イモータル    (57ヴェロ)牡3
▲[5]⑩ウムブルフ    (57浜中俊)牡3
 [6]⑪レインボーライン (57福永祐)牡3
 [6]⑫コスモジャーベ  (57丹内祐)牡3
注[7]⑬エアスピネル   (57武 豊)牡3
 [7]⑭アグネスフォルテ (57松山弘)牡3
 [7]⑮サトノエトワール (57池添謙)牡3
 [8]⑯プロディガルサン (57田辺裕)牡3
△[8]⑰ジュンヴァルカン (57Mデム)牡3
 [8]⑱マウントロブソン (57川田将)牡3

ハイレベルと言われている今年の3歳牡馬。凱旋門賞に挑んだダービー馬・マカヒキを除き、ほぼ春の上位勢力がそのまま菊花賞に駒を進めてきた。その中でも、皐月賞・ダービーと惜しいレースが続いていた③サトノダイヤモンドは、秋初戦の神戸新聞杯を制し、叩き2戦目となる此処は更に上積みが見込める。乗り慣れたルメールを背に、総合力最上位のこの馬が、最後の一冠を制すると見たい。基本的に堅い決着の多い菊花賞だけに、通常は穴馬に◎を付ける事の多い私も、ここは素直に中心視したい。
ただ、人気の双璧を担っている⑥ディーマジェスティに関しては、実力・実績面で上位で有る事は認めつつも、初の関西遠征、および距離の面でやや不安を感じている。他に、2400や2600mで良績を挙げている上がり馬もチラホラ居るだけに、そこまで抜けた「2強」では無いのでは・・・というのが正直な印象(個人的には、③サトノダイヤモンドが抜けており、後はそう変わらないという印象・・・)。
③サトノダイヤモンドを中心に据えるという事も有り、ここを軸に、(大穴は狙わないものの)人気馬2頭に続く人気どころの馬で、距離実績を加味しつつピックアップしてみたい。
まず、③サトノダイヤモンドを基準に、中山2200のセントライト記念組よりも阪神2400の神戸新聞杯組を重視する。その意味で⑧ミッキーロケットを拾いつつも、対抗筆頭は3着の⑦レッドエルディスト。デビュー以来2000m以上のレースのみに絞り、ダービーを除いては掲示板を外していない。
また(大穴は狙わないものの)中穴で一発期待したいのが⑩ウムブルフ。前走は小回り平坦の札幌という部分は有るが、勝ちっぷりは圧巻であり、2回越える京都の坂をクリアできれば。これも関西は初遠征であり、リスクはそれなりにあるが、あくまで「一発期待」という位置づけで。
これ以外には、デビュー以来未だ複勝圏内を外していない④シュペルミエールは、△の中でも最上位という位置づけ。外枠がやや気になる⑰ジュンヴァルカンも、上がり馬ながら名手を背に好レース期待。
そして、もともと春の勢力としてクラシック制覇の期待もありつつ、善戦止まりという印象が付きつつある⑬エアスピネルも複勝圏内への巻き返しが最も怖い1頭。やや人気を落としている事も有り、ワイドの軸として狙ってみたい。


<買い目>
(馬単)③=④⑦⑩、③-⑧⑬⑰
(3複)1頭軸:③、相手:④⑦⑧⑩⑰
(ワイド)⑬=③④⑦⑩


以上です。
少しでも馬券の方でもお役に立てれば・・・と思います。
  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ