皆様、おはようございます。
今週末のオートレースは、浜松(デイレース)と川口(ナイター)の2場開催。共に3日間のショートシリーズは、それぞれが最終日を迎え、8バトルの準決勝、1着条件の狭き門を潜り抜けてきた8選手による優勝戦が行われます。
・・・その前に、まずはこの事に触れさせてください。
9月10日の開催で初日欠車以降、病気療養中となっていた川口(元船橋)の鈴木慶太選手が、昨日早朝、食道癌により亡くなったとの報せがありました。60代、70代の選手も現役を続けられている中、まだまだ道半ばとも言える48歳での夭折(ようせつ)となってしまいました。8月21日の川口3R(3着、試走3.43、本走3.487、ST=0.21)が最後の競走となりました(翌日は台風接近のため中止)。
鈴木慶太選手の印象について・・・オートレースを見始めた頃の車券戦術的な印象は「スタートが余り早くなく、アウトを使って追い上げる選手」というものでしたが、最近は、むしろスタート速攻一発の魅力を秘めた選手で、特に昨年~今年の船橋開催、0mオープン(或いはオール10m)のトップスタートからの押し切りで何度か車券を獲らせて頂いた記憶が有ります。常に早いというわけではないため、そこまで人気にならず、配当面も期待以上という感じでした。
とにかく、余りに早く、またそのような重い病気であった事すらも存外であったため、驚きを隠せません(昨日の川口CS中継の冒頭での発表で初めて知りました)。謹んで哀悼の意を表します。
・・・さて、今日は、浜松・川口両場の優勝戦の展望コラムで皆様のご機嫌を伺います。
それぞれの優勝戦の顔ぶれを見てみますと、通常マフラーの浜松では主力勢がほぼ難なく準決勝突破、対して消音マフラーの川口では軽ハン勢で逃げ切ったメンバーを含め、ややバラつきがあるという印象です。この違い・・・比較は単純なものではないと思いますが、やはり、選手コメントからも機力を仕上げるのが難しい事が読み取れる消音マフラー、8バトルの準決勝でも主力勢が簡単には突破できないという状況を示しているように思えてなりません。
その川口では、今節の直後、もう4日後に迫っているSG全日本選抜の開催を控えています。今年度からの開催時期の変更により、今年「2回目」の全日本選抜は川口でのナイター開催、即ち・・・試験開催から約1年を経ていよいよ迎える「消音マフラーによる初のSG開催」という事になります。ここへの参戦を控えているメンバーについては、今節、そして今日のレースぶりに注目しておきたいところです。
では、ここから前予想に参ります。
気になる天候ですが、結局昨日は両場共に終日良走路で行われ、今日もどうやら心配は無さそうな感じですので、両場共に良走路想定とします。
<ハンデmの後の印>
△:今節よりハンデ10m軽化
▼:今節よりハンデ10m重化
[2016.10.02] 浜松
普通開催・最終日
【12R】優勝戦 3100m(6周)
良
①平塚雅(浜)0
▲②鐘ヶ江(飯)10
③伊藤信(浜)10
④田中茂(飯)10
○⑤佐々木(山)10
△⑥木村武(浜)10
注⑦金子大(浜)10
◎⑧鈴木圭(浜)10
佐藤貴を除く準決勝⑧号車が顔を揃える豪華な優勝戦、その大外枠に置かれた⑧鈴木圭が「スタート速攻で何人の内枠勢を飲み込めるか」・・・車券の最大かつ唯一のポイントはそこにある。10mラインで角度の付いた大外、決して楽では無いが、むしろ大外で「全開で思い切ったスタートが行ける」という考え方も出来る。⑧鈴木圭が最近特に見せるようになった「チェンジを入れてから更に伸びていくスタート」は、むしろ大外の方が好都合とも考えられる。内枠勢を相当飲み込む事さえできれば、後は持ち前のスピード戦に持ち込んでの首位奪取と見たい。歴戦のタイトルホルダー相手でも勝てる、浜松次世代のニューヒーロー誕生を目にしたい。
・・・但し、これはあくまで全開スタートが決まった場合。これを逸し、後方からの追込展開となってしまった場合、決して楽な相手では無く、6周回「しかない」中では、いくら近況捌きの腕も上がってきたとは言え、相手も同レベル(本走3.39~41のレベル)の機力に有る事からも捌きに時間がかかる事は必至で、車券圏外のまま終わる可能性も否定できない。
①平塚雅がスピードタイプではないだけに、この相手ではやや厳しく、勝負は主力ハンデ勢から。前節後半から調子を上げ、今節含め良走路で本来の動きになってきた⑤佐々木が、位置を活かして先行するとチャンス十分。或いは、最内枠を利して②鐘ヶ江がトップスタートから早めに前を捌ければ、ハイペースの逃げ展開に持ち込む可能性は十分。これに続くは外枠勢。⑦金子大は⑥木村武の外でやや苦戦する可能性有り、叩き合いの間に内枠勢にペースを握られると追走一杯の場面も。試走3.29、本走3.390と、機力比較だけなら今節トップレベルであるが、昨日は相手関係に恵まれ、楽にレース出来たという点も否めず、相手一気強化で展開に注文が付く状況では・・・。
また、内枠活かしたい③伊藤信は地元優勝戦、気合の入り過ぎでスタートにやや不安有り・・・。
<良走路>
本線(3単):8-25-2567
押え(2単):5-28、2-58
[2016.10.02] 川口 ★ナイター
普通開催・最終日
【12R】優勝戦 3100m(6周)
良
○①福田裕(川)0
②吉松憲(山)10
△③藤川幸(飯)10△
④岡松忠(山)10
⑤五十嵐(川)20
注⑥大木光(川)20
◎⑦浦田信(飯)20
▲⑧永井大(川)20
6月24日、地元飯塚開催の優勝戦で他落、左足首の負傷により欠場を余儀なくされていた⑦浦田信。その復帰戦となった今節は、3ヶ月のブランクを全く感じさせない、常に1着を目指す浦田信らしい走りを連日見せている。昨日の試走3.32、本走3.404というタイムは、非力な消音マフラーである事を鑑みても既にトップレベルで、この選手のフィジカル、メンタルが銘柄級である事を改めて思い知らされる。メンバーが一気に強化される優勝戦となるが、浜松と違うのは軽ハン勢からも優出を決めたメンバーが居り、ややバラつきがあるという事。ざっと名前を見れば、確かに今節好調の名前が並ぶが、⑦浦田信にとっては決して厳しい相手関係ではない。4日後に迫る、同じ川口ナイター(初の消音マフラーによるSG開催)・全日本選抜に向けて弾みを付けたいところ。⑧永井大の内枠であれば更にここは勝ちに行きたいところで、勝負強さを買っての本命視。
相手は、タイム比較からも①福田裕が単独0mから好ペースで逃げて粘ると見たい。⑧永井大も得意のカマシスタートを決めていければ互角に持ち込めるが、やや半信半疑の面も有り3番手評価。また、今節からハンデ10m軽化の③藤川幸は持ち前のスタートが決まっており、①福田裕を捌くスピードまでは足りない印象も、これをマークしての粘り込みは期待できそうで、連下に一考。
また、相手が⑦浦田信・⑧永井大ではやや展開面で注文が付く⑥大木光も、機力自体は仕上がっており、前が崩れる展開なら追込力も侮れない。
<良走路>
本線(3単):7-18-1368
押え(2単):1-78、8-17
以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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morikatsu
私は生で見ていました。
0ハン2車の外であまり売れておらず、私は慶太選手が捲りタイプなため好位と思い時計からも逃げ切れると判断、慶太選手と喜びを分かち合った様な気分に浸りました。
また当時のA級トップクラスの選手並の全開ブン廻しも見ています。
私はイン選手が好きですが慶太選手は例外的に好きな捲りタイプの選手でした。
今はただ悲しいばかりです。