みなさん、こんにちは。
稲川、大塚がやらかしてくれた高松宮記念杯の儲けを、知らない間に全部溶かし、なんとなくムシャクシャしたので、コツコツと貯めてきたギャンブーポイントで、ギャンブールーレットをやってみましたら、一度も当たらないまま、こちらも全て溶かしてしまった、店長（座長）です。

競輪小僧さんが、「ギャンブールーレットは、けっこう当たる」って言ってたんですけどねぇ。
外れるたんびに、
「あ～また小僧に騙された」
って言ってましたよ、私（笑）
まあ、車券と同じで、私が外れた分、誰かが当たってるのでしょうが、
車券と違って、あまり悔しくはありませんでした（笑）
またポイントが貯まりましたら、勝負しようと思います。

さて今回は、自粛欠場組抜きのＧ１を終えての感想を。

我々ファンの向き合いかたにつきましては、
私もこのコラムで何度も書きましたし、
他のギャンブーコラムニストの方々も書いておられますので、今回は触れませんが、
我々ファンの向き合いかた以前に、
超一流選手達が、あれだけの数不在になったことにより、明らかな変化があったことも事実。
そこらへんを語らずには、ファンのあり方について言及することはできない……と言うより、説得力を持たないはず。
冷静に分析してまいります。

まず、ＳＳ班で騒動に加担しなかった、深谷、金子、浅井、後閑の４選手は、
「オレがやらないと」といった、周りからだけでなく、自らも背負った重圧と戦っていたように見え、
浅井こそ優出したものの、４人とも重圧をはねのけることはできなかったと感じました。
決勝戦後に浅井が、
「岩津さんは、オレばかりを警戒していた。敵は前にも居たのに」
とのコメントをしたようですが、見方を変えれば、
「なんでオレだけ、８選手以外のモノと戦わなくてはいけないのか」
と、言ったようなもの。
完全に、主役の重責に堪えかねた内容です。

別府記念を優勝し、体調面ではギッチギチに仕上がっていたはずの後閑、平塚記念で「天下人」として名乗りを上げた深谷、グランプリウィナー金子も、
「あれ？？？」っと思わせるような内容で、準決勝敗退。
プレッシャーに負けたとしか思えません。

当初は、自粛欠場組不在の間は、深谷、金子、浅井でタイトルをたらい回しにするのではないかと目されておりましたが、
今回を見た限り、そうでもなさそうです。
深谷は負傷が完治しておらず、金子はその深谷と共倒れだったこともあるでしょうが、やはり競輪は「力三割、展開七割」の競技。
残った実力者が簡単に勝てるというものでもないでしょう。
深谷の復調と、精神面での成長が見えれば、たらい回しになっても、なんら不思議はないでしょうが。

ライン的に見ますと、機動力抜群の選手達と、司令塔成田らを欠く北日本（まあ自粛組は福島ですが）、
武田、平原の両横綱不在の関東は、苦戦をしいられそうです。
北日本は今回、菊地が孤軍奮闘しましたが、菊地が自分で捌き捲りのレースをするようでは、中部や近畿の牙城を崩すことは至難。
関東は、頼りだった池田が一時期の天国モードにはなく、地元で気合い充実だった神山一族（って、二人ですが笑）や飯嶋が優出を逃し、パーキンスより強い（時もある）後閑も、自力勝負で脇本に完敗。
両地区ともに、今年中に一気に階段をかけ上ってくるほどの若手先行タイプが見当たりませんので、ファン以上に復帰を待望することになるでしょう。

近畿は、前コラムにも書きました通り、脇本、稲川らが元気であれば、心配なし。

その他地区は、


今までと変わらず！！！！！……と、見ました。
南関は根田のもうワンランクアップに期待。
中四国は、岩津、小倉ら、縦脚のある追い込みタイプのハンドル捌き次第。
九州は北津留……では難しく（笑）、井上、菅原らのカマシ、捲りに、荒井、合志あたりが乗っていければ。
あとは小野のセッティング待ち（笑）

やはり、今までと変わりません。

極端な話、深谷が復調し、時をあわせて脇本がぶっ壊れない限りは、今後もそこそこ熾烈なタイトル争いに期待できるはずです。
新戦力の台頭は、記念（Ｇ３）クラスまででないと、難しそうですね。
ガールズのように、強い新人がバンバン出てきて、いきなり頂点争いできる環境ではありませんから。

ともかく、Ｇ１に限っての感想といたしましては、
「競輪は大丈夫」
と、繰り返させていただきます。
多少の親交がある、ミスター競輪中野様が、スポーツ新聞誌上で、
「売り上げが下がるようなら、早期復帰処置もやむ無し」
との記事を書いておられましたが、
お言葉ですがミスター！！！！！
宮杯につきましては、毎年開催していたびわこ競輪場が存続できなかったほど、元々イマイチ盛り上がらなかった大会の１つ。
雨の中、５００バンクで開催され、読みづらくて仕方なかった上、
以前は準決勝まで東西に別れての戦い。
読みづらいレースは、思いきって車券を購入できませんので、売り上げに期待できないのも当然。
なにも、自粛欠場組不在だったことだけが原因ではありますまい。

現状を受け入れ、競輪を信じて前向きに向き合おうとしているファンは、
ミスターのご意見に
「あわわ……どうなるのだろう」
と、かえって不安になるばかりです。

ギャンブラー坂上忍さんをＭＣに迎えて放送された、決勝戦の中継番組も、
「こういう感じの中継は、いいんじゃない」
と、思えました。
レースの迫力、そう簡単に実力者が勝てない、競輪のシビアさも多少伝わったのではないでしょうか。

ファンはもちろん、関係者の方々にも
「バタつかないこと」
を、お願いしたい。

このままですと、５０００字でもおさまらないほど、長いコラムになりそうですので、このへんで（笑）

では、また。