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松浦悠士が奏でるサマー・タイム・ブルース

2022/07/17 23:04 閲覧数(627)
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 準決三番をおさらい。
 第十競走。新田雄大が、というより新田と佐藤慎太郎が、と言ったほうが良いか、明確かつ強い意志のもとに「三番手捲り」の展開を引き寄せた。三着の森田優弥は宿口陽一の温情に助けられたのも大きい。
 第十一競走。犬伏湧也のカマシを松浦悠士がぎりぎり三着に残した。しぶしぶおさまった正攻法だったが、結果的には吉と出た? と思わなくもない。ともかく松浦にとっては大きなワン・スリー決着だった。八番手の岩本俊介はとりあえず切るしかない。そしたら他の三線がガンガンやりあったものだから「さら脚」の前団。幸運もあった。と記せば、初日は十秒八の捲りだぜ? と反論を食らうか。むろん町田太我の先行を中団からひと捲りだったのだから誉めたい。ただよくよく見ると、競輪特有の「加速度の落差」とでも言おうか、いわゆる「どんぴしゃ」の仕掛けで、スムーズに出っきりタイムも出る――あくまで素人の勝手な見立てだ。
 第十二競走。一着の荒井崇博44歳、二着の和田健太郎41歳、三着の山田英明39歳。年長三人のボックスを買えば当りだった。更に絞れば年齢の高い順に三連単一本で十四万余の配当にありつけたわけだ。特筆すべきは荒井。踏み出しちょっと離れても、道中ガツンガツン当たられても、最後はズブリ突き抜けるのだからかっこいい!
【サマーナイトフェスティバル決勝】岩本俊介-和田健太郎の連携で忘れないのは一昨年の師走。和田がグランプリ直前の松戸FⅠ開催に出場したときだ。和田の状態ははなはだ芳しくなく、まるきり岩本を差せなかった。こりゃグランプリは無理だな、ばっさり切ったら優勝だからまぁびっくりした。だから買わないというのは理由にならんか。
 単騎の森田優弥。一着じゃ買えない、二着でもどうか、三着はもしかして? でも買わない。
 犬伏湧也-松浦悠士に山田英明-荒井崇博がごく自然な読み。おそらく道中は並ぶと思う。だけど山田英明の大舞台での「ぽか」におれは幾度もやられている。荒井は買うけど山田は買わない。あと月並みだけど、おれの大好きな思い込み――準決は犬伏を残した(残せた)松浦だが、決勝は残さない(残せない)。
 新田雄大は初日が番手捲り、準決はしっかり組み立て三番手捲り。ピンピンではあるが、まだド迫力の新田にはお目にかかってはいない。なんでこんなに懐疑的なのかと言うと、要は高松宮記念杯競輪の弱さを――当人とは関係ないおれが――まだ引きずっているらしいのだ。
 結論は犬伏がぶっ叩いて松浦の優勝。二三着には新田が不発でも何とかする佐藤、このところずうっと鬼脚状態の荒井を据える。あぁ、憑かれたように年長のふたりを選んでしまっている。
 ②⑤⑦と②⑦⑤の三連単、②⑤と②⑦の二車単を買います。
 
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