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伊勢崎・普通開催優勝戦展望~地元勢の牙城狙う、次代のヤングホープの挑戦~

2016/10/30 6:35 閲覧数(422)
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皆様、おはようございます。

今週末のオートレースは、伊勢崎・飯塚の2場開催。このうち、金曜日開幕の伊勢崎は3日間のショートシリーズ。昨日の準決勝戦8バトルを勝ち上がった精鋭8選手による優勝戦を迎えます。

という事で、今日は、この伊勢崎普通開催の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

良走路ながら強風の中で行われた8個レースの準決勝戦、地元伊勢崎からは大挙7車が優出。これに真っ向勝負を挑む遠征勢は、浜松とオートレースの未来を担う32期ヤングホープ・鈴木圭となります。

終日好天となりそうな伊勢崎地方、天気予報からは雨の心配は無さそうですので、良走路想定とします。

では、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。


①亀井 政和 (伊勢崎) ハンデ 0

 準決勝では試走3.37ながら、ペースを上げて前を追い上げ、3.426の好タイム。池田政以下の追撃を振り切りました。
 元々それほどスタート速攻タイプではないものの、ここ数走のスタートを見てみると、センター枠に置かれても反応が早く、チェンジを入れてからもう一伸びして、ほぼトップスタートを決めています。ちょっとイメージに無く意外なのですが、今日も湯浅浩のスタートを凌いで先行しさえすれば、しばらくは後ろが壁になるため、アドバンテージを築く事が出来そうです。タイム的にはこの3.42前後が一杯、これ以上のタイムポテンシャルが有るとは考えにくいですが、逃げ展開+後ろがごちゃつく形になれば、連下には十分考えられる1車となります。


②湯浅 浩 (伊勢崎) ハンデ 0

 準決勝は試走一番時計(3.32)をマークし、レースでも1周3角で内枠2車を退けると、早めに前に抜け出しました。
 それでも、基本的にはスピードタイプという感じではないだけに、準決勝は展開が向いた感が否めません。
 この優勝戦、まずは外枠からスタート先行したいところですが、近況の①亀井政のスタート力を考えると可能性は五分以下というところでしょうか。いずれにしても、準決勝とは全く異なり、層の厚いスピードタイプが揃う豪華メンバー相手では、押さえ役という形になりそうな印象です。


③内山 高秀 (伊勢崎) ハンデ 10

 ここ数戦は全て車券に貢献、近10走に広げても大敗が無く、安定感の有るレースを見せています。とは言え、今日の相手関係はかなり厳しいと見ています。特にスタート巧者が揃う此処では、内で包まれるリスクも考える必要が有ります。一旦引いてしまうと簡単に巻き返せる相手では無く、展開面でやや注文が付く印象です。


④新井 恵匠 (伊勢崎) ハンデ 10

 昨日の準決勝、試走タイム3.35は突出したものでは無く、軽ハン勢とも余り変わらなかった事から苦戦も予想されましたが、近況抜群の安定感を誇るスタートを武器に主導権を掴むと、主力勢の中で1人見違える動きで前を追い、キッチリ捌き切って先頭へ。堂々と期待に応えての優出となりました。
 此処でも、枠は良く、内寄りからトップスタートも狙える位置となりますが、何と言ってもスタートに関しては、後述の外枠スタート速攻ツートップが許すかどうか、それに懸かっています。
 うまくトップスタートを切れれば、前節山陽G2若獅子杯を制した強力なエンジンと共に、早めにハイペース展開に持ち込んでの「連続優勝」も視野に入るところです。


⑤早川 清太郎 (伊勢崎) ハンデ 10

 最近何度か当コラムで述べている通り、大外枠からでもチェンジを入れてから伸びるカマシスタートが決まるようになり、タイミングこそやや遅れても1~2角にかけて逆に先行態勢を作れるようなシーンが見られるようになってきました。準決勝も正にそのような展開で、うまく先行態勢を築き、キッチリ1着勝負を決めて優勝戦に駒を進めてきました。
 但し、あくまでこのようなカマシスタートは、むしろ「車速を緩めず、開けて行ける」外枠に置かれた時の方がむしろ決めやすくなります。その意味で、今日の優勝戦はセンター枠、しかもスタートに関しては「天敵」とさえ呼んで差支えない業界のツートップ・・・⑦鈴木圭と⑧青山周がその大外に控える位置関係。10mライン程度の角度であればほぼスタートで先行を許しており、車速でも上回る存在の彼らに先に行かれては、カマシスタートも封じ込まれてしまいます。そこから追い上げたとしても、前2人にどこまで詰められるか、というところでしょう。


⑥高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 10

 準決勝の本走タイムはメンバー中唯一3.40を切っていますが、これはあまり参考にはなりません。準決勝に関しては、そのメンバー構成によって、対抗しやすい相手(すぐに抜け出せる相手)ならタイムもその分伸びる事になります。その意味で他の主力勢とは拮抗している状況。こうなると、まず差として現れるのがスタートを含む序盤の展開。この意味では、⑤早川清と同様の事が言えます。それほどスタート速攻タイプではないだけに、先日のSG全日本選抜でも後塵を拝している外のスタート巧者2人には先行を許してしまう事になるでしょう。そこからどこまで追走できるかどうかの連下候補と考えています。


⑦鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 10

 ランキングが上昇し、主力ハンデでも外枠に置かれる事が多くなった最近でも、そのハンデ分を帳消しにするような圧巻の、しかも良走路であれば毎回ほぼミスの無いスタート速攻が武器となっています。機力も常に上位安定、これに加えてスタートで好位置を取れる短ハンデ戦。更には今節圧巻だったのが準決勝、残り1周時点では3番手追走、普通なら此処からアタマまで立てるのか、という位置から、ゴール直前の伸び勝負に打ち勝っての逆転。捌きの腕も然る事ながら、瞬時の判断、勝負強さまでを兼ね備えつつあります。相手は決して容易く無いですが、とにかく序盤から一気に自分のレースに持ち込む事が出来るでしょう。


⑧青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 10

 その鈴木圭と共に、現在業界でスタート速攻のツートップと言えるのがこの選手。やはりチェンジから伸びていく強烈なスタートと、安定感ある高い機力を武器に勝ち星を量産。今年の年間最多勝争いは、この2選手で凌ぎを削っている状況です(昨日時点で、鈴木圭69勝、青山周67勝)。
 現在No.1ランカーとして、ハンデ戦では常に大外が宿命づけられており、此処も並み居る強豪を内に置いてのレースとなりますが、すぐ内にスタート速攻タイプの⑦鈴木圭が居るのは大きく、このスタートに乗って好位置に付けられれば、道中追走からの逆転も十分可能と見ています。


以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.10.30] 伊勢崎
普通開催・最終日
【12R】優勝戦  3100m(6周)

注①亀井政(伊)0
 ②湯浅浩(伊)0
 ③内山高(伊)10
▲④新井恵(伊)10
 ⑤早川清(伊)10
△⑥高橋貢(伊)10
◎⑦鈴木圭(浜)10
○⑧青山周(伊)10

0m両者に関しては、本来は②湯浅浩の先行というイメージだが、此処数戦のスタート評価からは①亀井政の先行も十分有ると見たい。その通り先行なら、②湯浅浩が後ろで壁役となるため、しばらくはアドバンテージを築いてのマイペース先行が可能で、そのお釣りがどこまで残るか、というレースとなる。但し②湯浅浩が先行の場合、腕の違いで逆転は難しく、車券圏内に残るのも厳しそう。更に、その展開の場合は①亀井政が引っ張るほどペースが上がるとは考えにくく、最終的には主力ハンデ勢同士のV争いになると見る。
その中ではやはり⑦鈴木圭、⑧青山周の抜群スタートの右に出る者は居らず、この2人のマッチレースの様相と見るが、近況特にスタート速攻に安定感が出てきた④新井恵が枠順を活かして先行すると、逆転の展開まで考えたいところ。

<良走路>
本線(3単):7-48-1468
押え(2単):8-47、4-78


という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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