枠番時代の競輪に於いて俺の主戦法は「本命➡抜け」か「裏目千両」であった。もちろん◎〇ドカンというのも嫌いじゃなかったけど――。
現今の三連単主流の競輪にそれらはそぐわないようだが、それでも平原康多で鉄板と言われれば、どちらかの思考でしか膳立てられない単細胞の俺だ。
平原から抜けだと迷うなあ――、けっこう。
だから山田義彦の差し――。それじゃァ説得力皆無だが、あとは得意のこじつけ思い込みだ。
※まずは平原がよく口にする「後ろにもチャンスがある仕掛け」に頼る。※準決が準決だけに早めのスパートの絵は描けるはず。※ここはカワイイ後輩に呉れてやるかい。山田は通算二百勝も懸かっているンだろう――。と太っ腹の平原を夢想する。
〈久留米記念決勝・第十二競走〉⑥②の二車単を買います。
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