皆様、おはようございます。
本日も、昨日に引き続きまして、スーパースター出場選手分析。今日は西日本勢です。
3場ずつ東西で分けてみましたが、ちょうど半々というわけではなく、東日本7名に対し西日本は9名となっています。昨年程の西高東低ではありませんが、今日は昨日に比べて少しボリューム多めにお送りしたいと思います。
名前の次に出てくる[1・2・3・4]は、現在の大晦日決戦となった2008年から昨年までの過去6年におけるトライアル戦(初日~3日目)の着度数(左から、1着・2着・3着・着外の回数)を表しています。
また、初日は「トライアル戦優先順位」により振り分けられたレース番号毎に、この優先順で枠番選択となる事が決定しておりますので、その優先順位、初日のレース番号、枠番選択順を併記致します。
■金子 大輔 (29期・S-1・6大会連続7回目)
過去7年トライアル戦:[4・1・1・9]
トライアル戦優先順位:2位(初日11R、枠番選択順1位)
No.1レーサーとして迎えるスーパースターですが、上記の成績を見てもお分かりの通り、トライアル戦に関して言えば、やや極端な「1着か着外か」タイプの選手です。
トライアル戦優先順位は全体の2位という事で、初日は11Rの枠番選択順1位。どこでも枠を選択できる権利を有し、果たしてどの枠を選択するでしょうか。この辺りにも注目です。
そして、現在開催中の浜松に出走しており、初日から連勝で、今日の優勝戦に臨みます(0mオープン3枠)。初日は試走後の雨にも対応し、1着。昨日の準決勝も上がりタイム1番時計の3.385をマークし、好調を持続しています。
■木村 武之 (26期・S-4・4大会連続10回目)
過去7年トライアル戦:[2・4・1・11]
トライアル戦優先順位:11位(初日11R、枠番選択順6位)
大晦日決戦以降の7回のうち、2011年を除く6回に出場、そのうち王座戦には2回進出しています。2012年は3着、そして昨年は2着。あとはもう頂点を目指すのみというところです。
過去7年のトライアル戦の成績だけを見ると、1着は2本のみ、2着が若干多いイメージで、全体的には余り好成績とも言い切れない部分はありますが、ここ3年は割と着を纏めてきており、1着を取ったのは2012年と2014年(共に初日)となります。今回、その初日は枠番選択順6位という事で、やや外目の枠(恐らくは6枠?)となりそうですが、初日のゲンの良さがここでも通じるかが注目です。
直前は飯塚普通開催。初日、2日目と良走路で連勝を決めましたが、不安定走路となった準決勝で4着に敗れ、優出は逃してしまいました。上がりタイムも3.40が一杯と、その数字だけを見ると見劣りする部分があり、もう少し上積みが必要になりそうですが、SSの舞台にはキッチリ合わせてくる事でしょう。
■佐藤 貴也 (29期・S-9・2大会連続3回目)
過去7年トライアル戦:[1・1・0・4]
トライアル戦優先順位:12位(初日12R、枠番選択順6位)
2年連続出場となりますが、昨年は順位決定戦回りとなってしまいました。過去2回で1着1本、2着1本がありますが、このうち1着の1本は、湿走路となった昨年のトライアル3日目。良走路だけに限って言うと、SSではやや分が悪い印象があります。今回もまず初日の枠番選択順は6位、やや外目の枠となりそうで、スタート目イチで切れるかどうかというところですが、近況は他の主力勢に比べるとやや機力的にも物足りない印象で、SSでどこまで上積みできるかというところです。
そして、現在開催中の浜松に出走しており、本日の優勝戦に進出しています(0mオープン7枠)。時計的には申し分無いものの、初日から2着・2着と、今節はまだ勝ち星が有りません。なかなか勝ち切れないレースが続いておりますが、良走路が望める今日の優勝戦、SSに繋げていく意味でも重要なレースとなりそうです。
■岩崎 亮一 (25期・S-8・12大会ぶり2回目)
過去7年トライアル戦:[0・0・0・0]
トライアル戦優先順位:15位(初日11R、枠番選択順8位)
12大会ぶりのSS戦進出、大晦日に頂上決戦を迎える現在のスタイルになってからは初めてとなりますので、まだ未知数と言わざるを得ません。
このトライアル戦へは山陽競走成績1位の資格で以て進出してきましたが、今年はSGおよびプレミアムカップでの優出が無いだけに、2015年の流れとしては少し物足りない気がします。それもあって、トライアル戦優先順位は15番目。初日11Rはおそらく8枠となりそうな状況で、0mオープンのこの位置から持ち前のスタート速攻でどこまで掻き回すか、という勝負になりそうです。
直前は、地元山陽G1スピード王から飯塚普通開催への転戦。ややタイム的にも物足りない印象で、更なる上積みは必須の状況。どこまで立て直してくるか、初日から注目となります。
■濱野 淳 (24期・S-21・3大会連続8回目)
過去7年トライアル戦:[0・4・2・6]
トライアル戦優先順位:4位(初日12R、枠番選択順2位)
トライアル戦の傾向からハッキリ見えるのが、ここ7年について1着が1本も無い事です。逆に2着が4本有り、これは顕著な傾向です。そのレース振りから、ぶっちぎって勝つというよりは、スタートを決めて押さえながら着をキープするという印象で、車券検討をする上でも有用なデータと思われます。
但し今年の濱野淳が一味違うのが、使える勝負タイヤを持っている(らしい)という事。どこでどのように使ってくるかは分かりませんが、もしかしたらトライアル戦を優位に進める為に、枠番選択順2位で絶好枠が望める初日にいきなり使ってくる可能性は十分考えられます(2日目・3日目は枠番抽選)。いずれにしても、濱野淳が勝負タイヤを投入した(と推測できる)かどうかは試走タイムに顕著に現れる傾向にあると思っていますので(3.2秒台が出れば、ほぼ・・・)、やはり連日の試走タイムに注目したいところです。
なお、直前は山陽G1からの飯塚普通開催。不安定走路の準決勝は惜しくも3着でしたが、良走路ではタイムも良く好成績で纏めており、SSでは水準以上の走りが望めそうです。
■藤岡 一樹 (29期・A-8・2大会ぶり3回目)
過去7年トライアル戦:[0・1・1・4]
トライアル戦優先順位:10位(初日11R、枠番選択順5位)
過去2回の出場時は共に王座戦まで進出していますが、ボーダーギリギリという事もあり、共に外枠、大きな着となってしまいました。特徴的なのはその成績分布で、車券に絡んだ2回は共にトライアル3日目という点。このSSでは徐々に仕上がってくるようなイメージです。
1、2ヶ月前には良走路で全く成績が伴わないスランプ状態に陥っていましたが、それもほぼ元に戻り、地元山陽新走路でもスタート決めての好時計マークのレースも続いております。地元G1スピード王では優出、この時はオール10mの最内と恵まれた部分は大きかったですが、上がりタイムは3.355まで出ました。その後直前の飯塚普通開催では少し精彩を欠いたような印象ですが、0mオープンとなるSSではスタート一発決めての速攻が望めるだけに、中枠ぐらいであれば面白い存在になりそうです。
■浦田 信輔 (23期・S-3・10大会連続15回目)
過去6年トライアル戦:[3・3・4・11]
トライアル戦優先順位:1位(初日12R、枠番選択順1位)
西の雄・浦田は実に10年連続の出場。ここ7年で見てみると、初日反則で失権となってしまった09年を除いては全ての年で王座戦に進出しており、うち、エンジン完調宣言が出た2011年の王座戦を制しています。
過去6年のトライアル戦の成績を紐解いた時、この浦田に関しても面白い傾向が見られます。まずは7年21走中、1着は3本。トライアルでは意外に勝っていません。また、2014年までは、初日には勝利どころか、車券に一度も絡んでいなかったのですが、昨年そのジンクスを破り初日に1着を飾りました。但し、やはりどちらかと言えばレースが進むにつれ車券に絡むようになり、トライアル3日目については、その失権した11年と昨年(湿走路)を除いて全て車券に絡んでいるという事。確かに浦田の場合は、SSの期間中、徐々に仕上げていくという印象があり、それにピッタリと合うような成績という印象です。
しかし今回はトライアル戦優先順位で堂々の1位、まずは初日12Rでどの枠でも選択できる権利を得ました。2日目以降は枠番抽選となるだけに、自分の意志で絶好枠を得られる初日のチャンスをみすみす逃す筈もありません。
直前は山陽G1スピード王から地元飯塚の普通開催を転戦。共に準決勝で涙を飲みましたが、いずれも不得手の不安定走路。良走路となった飯塚最終日は試走3.29、本走3.391で1着。SSへ弾みのつく勝利となりました。
■荒尾 聡 (27期・S-7・12大会連続12回目)
過去7年トライアル戦:[3・4・1・13]
トライアル戦優先順位:7位(初日11R、枠番選択順4位)
初出場以来12年連続での出場、ここ7年に関しては、2010年を除いて王座戦に進出しています。その王座戦では車券に絡めないという状況ですが、トライアル戦では十分狙っていけると思います。3日間を通しての傾向は特に顕著なものが無く(3着が少ないという点ぐらいでしょうか)、素直にその時の機力状況から判断するという事で良いかと思います。
トライアル戦優先順位は7位、初日はまぁまぁの枠が手に入りそうですが、0mオープンならどの枠でも強気のスタート速攻が見られるだけに、初日から注目していきたいところです。
しかも、「10周戦でタレない荒尾」の復活劇とも言えるSG日本選手権準Vあたりから、とにかくハイスピード戦への対応力に磨きがかかっているように思われます。走路改修後2節目でもある直近の山陽G1スピード王を制しましたが、この時の上がりタイムが(恐らく2015年ダントツ1位の)3.331。新走路特有のタイムとも言えますが、それだけハイスピード戦でも「高速戦のまま最後まで持たせる」という下地が出来たのは非常に大きなポイントになりそうです。
なお、直前の飯塚普通開催では優出を逃しましたが、正直これは少し機力の調整も入っているように思いますので、特にSS本番への影響は無いものと考えています。
■桝崎 陽介 (28期・S-28・初出場)
過去7年トライアル戦:[0・0・0・0]
トライアル戦優先順位:14位(初日11R、枠番選択順7位)
SG/プレミアムカップの優出ポイントにより、念願のSSトライアル戦初出場を決めました。豪華メンバーの中でのレースとなるだけに、チャレンジャーとして臨む開催となりそうです。
しかし、やはりSS戦を何度も戦ってきた百戦錬磨の猛者達が相手となると、どうしても苦戦が予想される印象です。初日の枠番選択順は7位、おそらくは7枠を選択する事になるでしょう。それ程のスタート速攻力を持ち合わせているわけではないだけに、展開面でも厳しくなりそうな印象は拭えません。どこまで機力でカバーできるか、というところでしょう。
直前はG1山陽スピード王、この開催はSSトライアル組が16名中12名出場となっていましたが、唯一準決漏れとなってしまいました。最終日こそ1着で掉尾を飾りましたが、前述の通り荒尾聡が優勝戦で3.331を弾き出した高速新走路においても上がり最高タイムが3.412、その点を加味してもやや厳しい印象は否めません。
・・・というわけで本日はここまで。また明日、お目にかかります。
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