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スーパースター2015徹底展望(第3回)~出場選手分析(東日本編)~

2015/12/24 7:48 閲覧数(583)
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皆様、おはようございます。

いよいよ「SGスーパースター王座決定戦」まで1週間となりました。
そしてもう3日後にはフェスタ開幕です。
あっという間に迎えた師走の終わり、2015年のオートレースの掉尾を飾るスーパースターフェスタに向けて・・・昨年に引き続き、今日これからの残り8日間は、スーパースターに焦点を絞った渾身のコラム連続投稿で行きたいと思っております。

まず、今日と明日のコラムでは、出場全16選手について、過去のSSトライアル戦績と近況を踏まえて、東日本(船橋・川口・伊勢崎)と西日本(浜松・山陽・飯塚)の2回に分けて直前評価をしていきたいと思っております。

それでは、今日は東日本勢です。
なお、名前の次に出てくる[1・2・3・4]は、現在の大晦日決戦となった2008年から昨年までの過去7年におけるトライアル戦(初日~3日目)の着度数(左から、1着・2着・3着・着外の回数)を表しています。
また、初日は「トライアル戦優先順位」により振り分けられたレース番号毎に、この優先順で枠番選択となる事が決定しておりますので、その優先順位、初日のレース番号、枠番選択順を併記致します。


■中村 雅人 (28期・S-2・9大会連続9回目)
 過去7年トライアル戦:[2・3・3・13]
 トライアル戦優先順位:6位(初日11R、枠番選択順3位)

 過去7年全て出場し、このうち2回王座に輝いている中村雅ですが、トライアル戦の成績を紐解いてみると、意外に車券に絡んでいない事が分かります。そのレーススタイルも、速攻と言うよりは、序盤中団から追い込んでいくタイプだけに、まだ8周戦となるトライアル戦のうちは若干評価を落とした方が良いのかもしれません。とは言え、昨年は4・3・2着、アタマこそ無いものの堅実なレースぶりが伺えます。そして、王座戦に進出したら、やはり10周の戦い方を熟知しているだけに、日本選手権優勝戦のようなスピードレースにならなければ、十分戦える存在です。
 近況と言えば、とにかく直前の飯塚普通開催優勝戦(12/22)での他落の影響が懸念されます。機力的にもどこまで立て直して来れるかというところはありますが、それでも近況の安定度、総合力はメンバー中でも随一。初日から車の動きに注目したいところです。


■永井 大介 (25期・S-5・8大会連続12回目)
 過去7年トライアル戦:[7・7・3・4]
 トライアル戦優先順位:3位(初日11R、枠番選択順2位)

 近年のSSの歴史を紐解いても、やはりこの選手を中心に展開されていると言っても過言ではありません。過去7年において欠かさず出場しているのは無論の事、全16選手中唯一、この7年全て王座戦まで進出しているという強力なデータがあります。それを如実に示しているのが上記のトライアル戦成績。7年×3走=計21走中、着外(4着以下)わずか4走。初日8着スタートとなった2011年も、2日目から機を立て直し、1着・2着で王座戦に駒を進めています。そして、最近3年のトライアル戦(計9走)は全て車券に絡む活躍。この信頼度の高さは特筆すべきものでしょう。
 直前の伊勢崎普通開催では優出、試走3.26をマークし人気に推されましたが3着。とは言え、内の2車(青山周・田中茂)の攻めが速かった事が大きいと思われ、仕上がりは万全と見たいところです。トライアル戦優先順位も全体では3位、初日の枠番選択順も2位という事で、まずは好枠ゲットは間違い無いところ。トライアル初日から有力視される1車となります。


■青山 周平 (31期・S-6・3大会連続3回目)
 過去7年トライアル戦:[2・1・1・2]
 トライアル戦優先順位:5位(初日12R、枠番選択順3位)

 過去2年連続出場、共に王座戦まで進出しています。初出場となった一昨年はトライアル3戦全てで車券に絡み、トップ通過で王座戦進出。しかし経験の浅さを露呈したか、大混戦となった王座戦では最終コーナーで大きく膨らんでの4着と惜敗しました。昨年は8枠から、永井大のハイスピード戦に付いて行けずの7着。3度目の今年こそはの思いを強くしている事でしょう。
 直前の伊勢崎普通開催では試走3.26をマークし、スタートも速攻決めて抜け出してのVゴール。やはり元来スピード豊かな選手、これに持ち前のスタートが決まってくると、脅威となります。トライアル戦については初日枠番選択順3位、おそらく内目の枠を選択すると思われ、うまくスタートを決めて先手を取り、上位着を取ってトライアル戦を優位に進めたいところです。


■鈴木 圭一郎 (32期・S-15・初出場)
 過去7年トライアル戦:[0・0・0・0]
 トライアル戦優先順位:9位(初日12R、枠番選択順5位)

 ついに念願のSS初出場。もちろん過去のデータが無いだけに、SSの舞台で経験組と互角に戦えるかどうかは未知数である点は否めませんが、SG連続優出から近況の勢いを考えれば、台風の目になる事は間違い無いでしょう。
 直前は山陽G1スピード王でした。準決勝は湿走路となってしまい、地元山陽の湿走路巧者2人に敗れはしたものの、予選道中の捌きには目を見張るものがありました。ここへ来て急成長を遂げている船橋のホープ。トライアルの枠順と相手関係次第では、初のトライアルでも王座戦まで一気に駆け上がっていくかもしれません。


■佐藤 裕二 (24期・S-17・8大会ぶり3回目)
 過去7年トライアル戦:[0・0・0・0]
 トライアル戦優先順位:16位(初日12R、枠番選択順8位)

 SS王座戦が大晦日に行われるようになってからは初めての出場となります。川口競走成績1位でのトライアル戦進出ではありますが、今年はビッグレース(SGおよびプレミアムカップ)での優出は無く、どうしても優出常連組の主力勢と比較すると見劣りする部分は否めません。トライアル初日の枠番選択順も8位という事で、おそらくは8枠になる事でしょう。持ち前のスタート速攻をどこまで展開に活かせるかがポイントとなりそうです。
 直前は山陽G1スピード王、準決勝は湿走路となり厳しい展開を強いられました。良走路では1着こそ有りませんでしたが、好時計もマークし、堅実な走りを見せていました。


■高橋 貢 (22期・S-10・9大会連続18回目)
 過去7年トライアル戦:[4・2・7・8]
 トライアル戦優先順位:8位(初日12R、枠番選択順4位)

 伊勢崎が誇る絶対王者は、過去7年フル出場、王座戦進出は5回、うち2回を制しています。高橋貢のトライアル戦に関して、調べていて面白かったのは、2着が2回しかなく(共に12年)、対して3着が多い事、また、1着の4回の内訳はほぼ2日目(1回のみ初日)で、3日目には1着が1本も無い事。基本的に上位から中間着が多く、7年21走中7・8着を1回も引いていないという安定ぶりですが、上記の傾向が車券戦術で活きるかもしれません。
 今年の12月は斡旋が1節のみ、月初の伊勢崎普通開催が直前となります。この時は優出も、先行を許した早川清に先に抜け出され、惜しくも準V。しかしこの優勝戦では試走3.27をマークし、同じ試走タイムをマークしていた中村雅を振り切っています。そして、じっくりと年末の大一番に向けて英気を養っているところでしょう。


■田村 治郎 (30期・S-37・初出場)
 過去7年トライアル戦:[0・0・0・0]
 トライアル戦優先順位:13位(初日12R、枠番選択順7位)

 念願叶い、30期勢初のSSトライアル出場。今年は勝負タイヤが見つかると俄然鋭い追い脚を見せるようになり、驚異的な攻めを見せる場面が多かったように思います。0mオープンという事で何と言っても今節はスタートが課題であり注目でもあります。SG日本選手権3日目、3枠の位置から目の覚めるようなトップスタートを切っていった事も記憶に新しいところ。まともなスタート争いでは厳しそうですが、トライアル戦は全て8周回4100mの争いでもあり、追走のペースを掴めれば面白い1車と言えそうです。
 山陽G1スピード王では、準決勝まで駒を進めたものの湿走路に合わず8着。しかし良走路では試走3.26をマークする等、新走路特有のスピード戦も乗りこなすパワーがありました。補充で伊勢崎普通開催を2日間走り、一般戦を共に1着。脚慣らしを済ませ、いよいよ勝負の地・川口へ乗り込みます。


という事で今日はここまで、明日は西日本勢を分析していきます。

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