「絶望的な状況はない。絶望する人間がいるだけだ。」ドイツの軍人の言葉らしい。
競輪に引き寄せる。といっても「絶望的」はそぐわず、「もう無理だという展開はない。無理だとあきらめる選手がいるだけだ。」と述べたはいいが、あきらめ専門の私に言う資格はない。
下げてンじゃねえよ。
なんでもう一回行かないの。
そこで競ってどうするの。
二周逃げてもつわけないでしょう、あんた本命だよ。
客側はそれぞれ、おのれの買った車券にそった行動を選手に求める。客それぞれの希求は異なり、「引くな、番手やっちゃえ」「逆らうな、さっさと下げろ」と指示が真逆になったりもする。むかしは、そんな野次と野次が響きあって喧嘩になっちやった、なんとてこともあったような。
「こりゃ駄目だ」と見ている側が見限り気味なのに、選手の方はあきらめてはおらず、車券が生き返ったときのうれしさは格別である。逆に、「まだ大丈夫」と二の矢の期待を抱いているのに、もはや「終戦」の態に見える選手を買っていたときは腹も立つ。
ま、どちらも競輪。良いにつけ悪いにつけ、この「差」が芳ばしいこくを生むのだ。
ギャンブルに降参などない。降参する人間(私)がいるだけだ。
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