2011年９月11日、第51回オールスター競輪が、一宮競輪場で開催されました。

ファン投票第一位は二年連続の小嶋敬二選手…

僅差の第二位は、オールスターを獲得すれば、グランドスラムにリーチがかかる山崎芳仁選手…

第三位は、700勝まであと一勝となった神山雄一郎選手…

北京オリンピックで銅メダルを獲得した永井選手…

など、華やかな話題の中で開催されました。

そんな中、一次予選の第７レースで、信じられない出来事が起きました。

内田慶選手（栃木 87期 27才）最終３コーナー過ぎで落車して死亡。

内田選手は平成14年にデビューして、翌年のルーキーチャンピオンレースで優勝するなど、関東期待の若手選手でしたが…(>_<)

翌日の選手宿泊前、家族と共に無言で家路に向かう内田選手の車を、オールスター競輪に出場する多くの選手が、泣きなら見送りました。

そのような中…

主催者の判断で、オールスター競輪は続行されました。

悲しみの中、選手たちはレーサーに喪章をつけて走り…

２日目のオリオン賞を制した佐藤友和選手、表彰式の後に３コーナーに深々と一礼して、記念撮影を『短めにお願いします』記者に伝え…

選手控え室に戻った瞬間、号泣していました。


決勝戦は、山崎選手の先行を番手の伏見選手が差して、オールスター競輪Ｖ２を達成。

レース直後、ＧⅠに勝っても全然嬉しくないと涙した伏見選手、表彰式前のインタビューで…

『オリンピックに向けてやってきた練習の成果を、忘れずやっていきますので、これからも応援よろしくお願いします。

それと…

初日に不慮の事故で…（号泣）

内田慶！

ありがとう！！』

…

……

不慮の事故はともかく、余りにも技量のない選手が引き起こす落車が多く…

審判の厳しい判定で、落車事故を激減してほしいと、切に願いますm(_ _)m