皆様、おはようございます。
山陽オートで開催中の普通開催、迎える本日は優勝戦。その前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。
全て良走路で行われた準決勝を勝ち上がったベスト8は、地元山陽から4車、飯塚から2車。これら西の連合軍に挑むは、伊勢崎から参戦の0m単騎・大月渉、そして浜松とオートレースの未来を担う32期ヤングホープ・鈴木圭となります。
今日の現地・山陽小野田市近辺、基本的には晴れの予報となっておりますが、ちょうどこの優勝戦の時間帯には雨マークが付いており、にわか雨の可能性を秘めているようです。
基本的には良走路と考えていますが、突然の走路変化の可能性があるだけに、良走路・湿走路両方の想定とします。
では、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。
①大月 渉 (伊勢崎) ハンデ 0
昨日は試走3.39ながら、独走展開に持ち込み、上がり3.435。後続がごちゃついた事もありましたが、それでも主力20m前でこのタイムは十分勝負になります。
今日も同様に単独0m、後ろもスタートで脅かすような速攻タイプが居ないだけに、しばらくは独走展開、タイム比較ではそのまま押し切っても不思議ではないレベルです。
但し、湿走路になった場合はメンバー比較から、単独0mでどこまで逃げられるか、やや微妙な印象となります。
②中尾 貴志 (飯塚) ハンデ 10
昨日は枠なりスタートを決め、0m勢を1車1車捌いて先頭に立ち、そのままゴールとなりました。
今日は前が1車。タイムを持っている逃げ選手(しかも同期)という事で、ペースを握られると厳しいですが、枠なりで残し、昨日以上の機力があれば逆転までありそうです。
湿走路でも同様で(こちらの方が枠なりで出られる可能性は高いか)、前と共にペースを上げ、チャンスを活かして逆転出来れば十分勝負になり得る1車です。
③春本 綾斗 (山陽) ハンデ 10
まずは②中尾貴とのスタート勝負。本来であれば総合的にはこちらに分がありますが、昨日の②中尾貴のスタート(外枠の緒方浩を凌いで枠なり死守)を見ると、これを制しての先行はやや厳しいかもしれません。タイム的には昨日が一杯のイメージで、スタートを切られてからの逆転までは厳しく、スタート先行した場合の粘り込みで一考です。
湿走路に関しては、やや分が悪いです。
④西村 龍太郎 (山陽) ハンデ 20
スピードタイプではないだけに、昨日の上がりタイム3.423は、ほぼベストに近いような印象です。インファイターであり、最内枠はスタート切りやすい位置となるだけに、まずは枠なりで主導権を取りそうですが、そこから前の31期トリオをすぐに追走、逆転という感じには映らず、むしろ後続勢の押さえ役になってしまう可能性を秘めています。
湿走路の方が良績有り、内が利く走路になっていればチャンスが転がり込みます。
⑤松尾 啓史 (山陽) ハンデ 20
近況は抜群のタイムが無く、それでも昨日は追いが利いて2着で優出を決めましたが、昨日のレベルではやや劣勢(上がりタイムもこれ以上は望みにくいところ)、試走タイムから昨日以上は欲しいところです。
湿走路に関しても近況の成績からは強く推せませんが、飯塚とはやや特性が異なる地元湿走路で一変の可能性も有り、まずは試走に注目したいところです。
⑥田中 茂 (飯塚) ハンデ 20
近況の良走路に関してはタイムからして劣勢でしたが、久しぶりに昨日(試走3.33、本走3.429)は良好と言える結果を残しました。とは言え、これも外枠の濱野淳がスタートで遅れ、枠なりに出られた事も大きかったという印象です。「スタートはタイミングだけではない」というのが持論ですが、それでも近況はコンマ0秒台が無く、周りと比べても出足に課題があります。その上で今日は外枠に⑦岩崎亮、⑧鈴木圭というスタート巧者が並んでおり、最後方からの追い込み展開となる可能性まであります。こうなると、そもそもタイムが足りない状況、余程一変しない限りは厳しいと見ています。
まだ湿走路であれば実績比較からも勝負圏には入ってきそうな印象ですが、やはりネックはスタートでしょうか。
⑦岩崎 亮一 (山陽) ハンデ 20
昨日は大外枠からスタートが決まり、好気配であった春本綾の後塵は拝したものの、主力勢の中では常に優位に運ぶレースで2着キープ、優出を果たしました。
この選手も元来スピードタイプでは無く、昨日の上がり3.436では、特に0m・10mの31期トリオとほぼ同じレベル。このハンデ差を逆転するためにはそれ以上のタイムが必要となりますが、これも現状では厳しいと思われます。スタート速攻を決めた上で、前を追えるチャンスが生まれるかどうか、というところです。
湿走路に関しては安定感が有り、スタートで好位置につけての追走となれば十分チャンスが生まれます。
⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 20
この優勝戦メンバーに入っても、単純な機力比較では一枚も二枚も抜けており、強烈なスタート速攻からの同ハントップスタート→早めに前を捌いて行く展開、という勝ちパターンに持って行ければ、当然敵なしでV濃厚という事になりますが、問題はそこまでうまく展開が向くかどうか、その1点となります。
特に④西村龍や⑦岩崎亮が主力勢の中では先行しそうな展開、20mラインに5車並んだ上での大外というハンデ構成にあって、これより先に行けなかった場合、「いずれは捌いて逆転できるが、そこで少し時間をかけてしまう」という事になり、捌いた時には既に軽ハン勢がだいぶアドバンテージを築いて逃げている、というパターンになる可能性が有ります。それでも軽ハン勢がスピードタイプで無ければ良いのですが、0mから引っ張る①大月渉を始め、逃げ始めると速い31期トリオとあっては、余程早めに決めてしまわないと厳しい展開もありそうです。
湿走路に関しては、伊勢崎G1ムーンライト優勝戦や前節のプレミアムカップを見ていると、近況は右肩上がりに実力を付けてきたという印象で、「湿走路連対率」が示す数字以上のポテンシャルがあります。
以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。
[2016.09.25] 山陽
普通開催・最終日
【12R】優勝戦 3100m(6周)
良湿
◎ ①大月渉(伊)0
▲▲②中尾貴(飯)10
△ ③春本綾(山)10
△④西村龍(山)20
注⑤松尾啓(山)20
⑥田中茂(飯)20
注○⑦岩崎亮(山)20
○◎⑧鈴木圭(浜)20
0m単独の①大月渉を追って、②中尾貴・③春本綾の2人が追う。ポイントは最重ハン勢のスタート争いで、大外からでも強烈なカマシスタートを決められる⑧鈴木圭がトップスタートを決めてしまえば、あとは前3車を早めに捌いての逆転まで、但し20mの角度が付いている(更に5車並ぶ)だけに④西村龍や⑦岩崎亮あたりに先に切られてしまうと、これを捌くのに手間取っている間に、前の31期トリオがペースを上げて逃げていく事になり、6周回しかない中でどこまで追えるか、というレース展開となる。おそらくは試走・本走のタイム比較から⑧鈴木圭のアタマである程度人気が偏ると思われるが、決して盤石とは言えず、穴を狙うなら前々で。
<良走路>
本線(3単):1=8-237
押え(2単):1=2、8-12
<湿走路>
本線(3単):8-27-2457
押え(2単):7-28、2-78
という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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2016/09/25 7:49 閲覧数(606)コメント(1)
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morikatsu
仰有る通り⑧鈴木は速攻が決まるか否か、その鈴木を破るとすれば指数的に②中尾、①大月となりました。
僅差ですが②中尾◎、①大月○、三番手⑧鈴木です。
本命寄りの旧指数では⑧鈴木はダントツにひとつ足りない◎です。
ワタクシは②→①→⑧を買いました。