何十年振りとは言わないが、十数年ぶりは間違いない。
だから浦和競馬場がどう変わったかなど記す資格はない。
でも、送迎バスを降り、入場門の前の売り子さんから新聞を買い(数秒迷って『勝馬』を選んだら「はい、勝てる馬ね」と駄洒落で俺を送り出してくれた)、改札の機械にコインを投じ、中に入り、歩を運ぶと、すぐにメインスタンドの建屋が別物の建屋であることはわかった。
更に歩を進め、建屋を抜けて、ひらけた視界に浦和の馬場があらわれた。
初めて浦和競馬場に来たのは二十代の後半で、府中や中山と比べて何て小さいのだとおどろいた。
そりゃ中央の競馬場と比較すれば小ぶりには違いないけど、やっぱり競馬場は広いなぁ……声に出さずにつぶやくと同時に、レースをほぼ一望にできる競輪場の得がたき小ささを思ったりもした。
ニレースから馬券を買いはじめたが、その二レースが走り終わってもなかなか決定しない。一着、二着、三着、四着と写判だと言う。けっこう時間があって先に一二着が決まったものの、それからまた「長考」に入り、またまた結構な時間を要した末に三着同着と発表された。
上位四頭の着差は「頭」「頭」「同着」――いきなりのレアケース(でもないのかしら?)のあとは固かろうよ、と三レースのサラ三歳は一本被りのニットウサニーから素直に買った。地方競馬なんて固いときは簡単に固い。ど素人の偏見と無知を嘲笑うようにニットウサニーは十二頭中の十二着、惨敗だった。
オーロラビジョンと馬群の実景を交互に見ながらの観戦はやっぱり苦手だ。まぁ眼が弱っているせいもあるのだろうけど、けっこう疲れる。
うんと昔の話だけど、府中の競馬場で双眼鏡を借りたことが何回かある。保証金なるものを業者に預けるのだが当時幾らだったのかなぁ。途中でパンクすると双眼鏡を返して、戻ってきた保証金で馬券を買った若さを懐かしく想う。
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